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平成17年第4回定例会(第1日12月 6日)

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  1. 時津町議会 2005-12-06
    平成17年第4回定例会(第1日12月 6日)


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    平成17年第4回定例会(第1日12月 6日)               平成17年第4回定例会 (平成17年12月6日) 出席及び欠席の状況  出欠議員の氏名   出席20名   欠席 0名   議席番号   氏   名  出欠 議席番号    氏   名   出欠     1   山 脇   博  出   11   相 川 和 義   出     2   中 原 裕 子  出   12   本 山 公 利   出     3   新 井 政 博  出   13   岳 野   稔   出     4   山 上 広 信  出   14   崎 田   忠   出     5   辻   和 生  出   15   朝 長 清 実   出     6   矢 嶋 喜久男  出   16   川 口 健 二   出     7   浜 田 孝 則  出   17   上 野 博 之   出     8   中 村 貞 美  出   18   川 尻 和 夫   出     9   久 保 哲 也  出   19   水 口 直 喜   出
       10   永 尾 建 郎  出   20   川久保 勝 則   出 議会事務局   事務局長    早瀬川   康   補助職員    山 田 弘 成 地方自治法第121条により、説明のため出席した者の職氏名   町長      平 瀬   研   建設部長      橋 本   悟   助役      中 村   勉   都市計画課長    浜 中 芳 幸   収入役     土井口 俊 哉   建設課長      扇   好 宏   教育長     河 野 知 周   産業振興課長    岩 永   勉   総務部長    梅 津   忍   農業委員会事務局長 浜 口 孝 道   総務課長    浦 川 裕 水   水道局長      坂 本 敏 弘   財政課長    内 濱 富美子   水道課長      小 森 康 博   企画課長    田 口 房 吉   下水道課長     吉 岡 勝 彦   税務課長    山 本 哲 雄   会計課長      本 山   学   福祉部長    吉 田 義 徳   社会教育課長    田 崎 正 人   住民環境課長  石 橋 修 治   学校教育課長    島 田 静 雄   福祉課長    森   達 也   農業委員会会長   岩 永 盛 雄   保育所長    森   正 芳   保険衛生課長  森   高 好 議  事  日  程                   開会、開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般報告 日程第4 町長の行政報告 日程第5 議案説明      議案第 97号 時津町公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例      議案第 98号 時津北研修センター設置条例      議案第 99号 時津町総合福祉センター条例      議案第100号 時津町立児童館条例の一部を改正する条例      議案第101号 時津町左底墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例      議案第102号 時津町漁港管理条例の一部を改正する条例      議案第103号 時津町営駐車場条例の一部を改正する条例      議案第104号 時津町都市公園条例の一部を改正する条例      議案第105号 時津町コミュニティセンター条例の一部を改正する条例      議案第106号 時津町コスモス会館条例の一部を改正する条例      議案第107号 時津町立図書館設置条例      議案第108号 とぎつカナリーホール条例の一部を改正する条例      議案第109号 時津町民俗資料館設置条例      議案第110号 時津町視聴覚ライブラリー条例の一部を改正する条例      議案第111号 平成17年度時津町一般会計補正予算(第6号)      議案第112号 平成17年度時津町国民健康保険特別会計補正予算              (第2号)      議案第113号 平成17年度時津町老人保健特別会計補正予算(第3号)      議案第114号 平成17年度時津町水道事業会計補正予算(第3号)      議案第115号 平成17年度時津町下水道事業会計補正予算(第3号)      議案第116号 工事請負契約の変更について              (町道日並左底線道路築造工事)      議案第117号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について              (時津町日並郷) 日程第6 一般質問(新井議員、中村議員、浜田議員、崎田議員)       新 井 政 博 議員         1 時津町の歴史的文化と観光について         2 時津町のごみ問題について       中 村 貞 美 議員         1 「第4次時津町総合計画」について       浜 田 孝 則 議員         1 農業振興について       崎 田   忠 議員         1 自主防災組織結成への育成指導         2 時津町の活性化                    散 会              (開会、開議 午前9時30分) ○議長(川久保勝則君)  ただいまから、平成17年第4回時津町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。            〜日程第1 会議録署名議員の指名〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、14番、崎田 忠君、15番、朝長清実君を指名します。               〜日程第2 会期の決定〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第2、会期の決定の件を議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月16日までの11日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ声あり)  御異議なしと認めます。  従って、会期は本日から12月16日までの11日間に決しました。               〜日程第3 諸般報告〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第3、諸般の報告を行います。  議長としての報告事項は、お手元に配付のとおりであります。  従って、朗読を省略します。  以上で、諸般の報告を終わります。
                 〜日程第4 町長の行政報告〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第4、町長の行政報告であります。  町長。 ○町長(平瀬 研君)  皆様、おはようございます。  本日は、平成17年第4回時津町議会定例会をお願いを申し上げましたところ、全議員の皆様に御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。  それでは、早速でございますが、議会閉会中の行政報告を申し上げます。  まず、自治功労者の梅津 統元収入役が、平成17年9月25日に御逝去されました。  梅津様は、昭和22年から昭和38年まで時津村役場、及び昭和26年12月の町制施行後、時津町役場の吏員として勤務をされ、その後、昭和38年から昭和50年まで時津町収入役として在職をされました。豊富な経験と卓越した見識を持って本町行政の発展に貢献をしていただいた方でございます。ここに、梅津様の御逝去を悼み、生前の御労苦に感謝を申し上げますとともに、安らかな御冥福をお祈りを申し上げます。  続きまして、本年、秋の叙勲を受章された方々について御報告を申し上げます。  御承知のところと思いますが、まず、左底郷にお住まいの満見幸男様が「瑞宝双光章」を受章をされておられます。  満見様は、小学校校長等を歴任をされ、時津町教育長を退任されるまでの長きにわたる教育活動への貢献が認められ、受章をされました。また、警察官等、著しく危険性の高い業務に精励された方々に授与されます「危険業務従事者叙勲」を、本町から3名の方が受章をしておられます。  左底郷にお住まいの村田喜代士様、元村郷にお住まいの今畠益美様、及び西時津郷にお住まいの柿田信市さまでございます。お三方につきましては、長きにわたり、警察官として自己を犠牲にして社会の安定に貢献された功績が認められ、受章をしておられます。  12月1日に発表があっておりました浦郷にお住まいの原口貞夫様が、旭日単光章を受章をしておられます。  御承知のとおりでございますが、昭和34年4月に時津町議会に初当選をされ、58年の4月に御勇退をされるまで4期16年、町議を務めていただいております。54年から58年までは、副議長お務めいただいております。町政の発展に貢献をいただいております。なお、54年の11月には、自治功労として町民表彰を受けておられます。  叙勲を受章されました5人の方々には、各分野における長年の御尽力、御功績が評価されたものでございます。心からお祝いを申し上げます。  続きまして、本年度の県民表彰についてであります。  本町から、浜田郷にお住まいの浦川キミ様が受賞をしておられます。浦川様は、多年にわたる民生委員及び児童委員として、奉仕の精神を持って住民の指導、保護に御尽力をしていただいております。社会福祉の増進に貢献をされました。今後、ますますの御活躍をお祈りを申し上げます。  次に、11月3日の町民表彰式では、町議会の皆様方を初め、多くの御来賓の御出席をいただき、まことにありがとうございました。本年は、自治功労者表彰3人の方、町長表彰4名の方と3団体、特別賞5名の方と2団体、教育委員会表彰9名の方、合わせて多くの方々につきまして表彰をさせていただいたところでございます。受章された皆様方の今後の御活躍と御健勝を御祈念を申し上げます。  次に、9月11日に実施をされました衆議院議員総選挙についてであります。  今回の選挙は、衆議院の解散に伴う選挙でございましたが、当日、有権者数が2万2,348人、うち小選挙区に係る投票者数は1万4,104人、投票率が63.11%になっております。この投票率は、前回、平成15年11月9月に行われました衆議院総選挙の投票率を9.03ポイント上回るものでございます。  次に、被爆60周年平和祈念事業の一環といたしまして、9月24日に「とぎつカナリーホール」で開催をいたしました「ながさき1945〜アンゼラスの鐘〜」上映会についてでございます。  この映画の主人公は、秋月辰一郎医師でございます。氏につきましては、10月22日に、映画の完成を待って御逝去をしておられます。御冥福をお祈りを申し上げます。  本上映会は、町内の子供たちに、被爆の悲惨さ、生命のとうとさ、平和の大切さを伝えていくため、「長崎被爆者の会」時津支部、時津東小学校合唱団の皆様の御協力をいただいて開催をいたしました。当日は、300人の方にお越しをいただき、御記入をいただきましたアンケートでも、ほぼ全員の方に「大変感動した」という高い評価をいただいております。  次に、若者の日中友好交流事業についてでございます。  今年度も、11月25日から28日までの3泊4日の日程で、今回は土井口収入役を団長といたします「日中友好交流団」を、中国上海市金山区に派遣をいたしております。また、今回は、議会の方からも、川口議員、永尾議員、新井議員、中原議員にも御同行をいただいております。本町と金山区との交流を深めるために御尽力をいただきました。今月19日には、金山区政府の訪日団が本町に訪問をされる予定になっております。どうぞよろしくお願いをいたします。  次に、とぎつ光の美術館についてでありますが、昨年から事業のコンセプトを整理をいたしまして取り組みを始めております。「とぎつ光の美術館」を、今年度も12月1日から来年1月31日までの期間、時津ウオーターフロント公園において開催をいたします。今年は、特に時津町商工会との連携を図り、露店の出店等をいたしておりますので、昨年以上のにぎわいを期待をしているところであります。  続きまして、先月13日に開催をいたしました産業まつりについてであります。  当日は、子供から大人の方まで多くの住民の皆様の参加をいただき、盛大に開催をすることができました。特に、今年から商工会主催の技能競技大会が、久留里郷にございます地域職業訓練センター等で開催をされ、祭り当日には優秀者の表彰や競技作品の展示が行われる等、「企業の町」らしい取り組みが始められております。  次に、今年3月から大村湾南部漁業協同組合東彼杵漁業協同組合におきまして進められておりました漁協の合併についてであります。  本件は、双方の協議が整い、9月に合併協定調印式、先月に県の合併認可を得まして、今月1日の合併設立登記により、新しく「大村湾漁業協同組合」が誕生をいたしております。今後は、より一層の経営体質の強化が図られ、組合員の経済的、社会的地位の向上がさらに図られるものと考えております。  次に、学校教育関係であります。  10月12日に、町内小学校の連合運動会が「海と緑の運動公園」で開催をされました。当日は、町内全小学校5年生・6年生の児童が一同に集い、競技を通しまして体力と運動能力の向上及び親睦が図られたところでございます。  次に、「第6回未来に残そう青い海・図画コンクール」におきまして、時津中学校1年生の黒岩啓文君が、海上保安庁長官賞を受賞をいたしております。このコンクールは、海上保安庁が財団法人海上保安協会と協力をし、海洋環境保全に向けての啓発活動の一環として実施をしているものであります。黒岩君の作品は、ウミガメや海の生き物を描いたもので、中学生の部8,337点の中から選ばれたものであります。今後、さらなる活躍を期待をいたします。  次に、社会教育関係についてでございます。  10月2日に、海と緑の運動公園で、恒例の町民運動会を開催をいたしました。町民約6,000名の方が参加をし、秋空のもと、子供から大人まで各種競技を楽しんでいただいております。また、昼休みには野田郷の伝統芸能でございます黒丸踊りが披露をされ、華やかな踊りで大会に花を添えていただきました。  次に、10月19日には、元参議院議員の西川きよしさんをお招きをして、文化講演会を開催をいたしております。カナリーホールの客席が、満席になるほどの大盛況でございました。参加された皆様に満足をしていただけたものと思っております。  また、10月27日から11月6日まで、作品展や芸能祭、音楽祭等、多彩な催しが行われ、多くの町民の方に参加し、楽しんでいただいております。  続きまして、11月20日の町民ロードレースでございますが、海と緑の公園で開催をいたしました。当日は、マラソン、それからウオーキング等の種目に、小学生から70歳を超える方、高齢者の方まで約2,000名の方が参加をしていただき、盛会裡に終了をいたしております。  以上で、議会閉会中の行政報告を終わります。 ○議長(川久保勝則君)  町長の行政報告を終わります。               〜日程第5 議案説明〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第5、議案第97号から議案第117号までの21件を一括議題とします。  提出者、町長の議案の説明を求めます。  町長。 ○町長(平瀬 研君)  それでは、早速でございますが、本議会で御審議をいただく議案第97号から第117号につきまして御説明を申し上げます。  まず、議案第97号から議案第110号までは、指定管理者制度導入に伴う改正のため、関連しております。初めに、条例制定、改正の趣旨について御説明を申し上げます。  公の施設の指定管理者制度を創設するための地方自治法の一部を改正する法律が、平成15年6月13月に制定をされました。この指定管理者制度は、地方公共団体が、これまで外郭団体等に行わせておりました公の施設の管理運営を指定する法人、その他の団体に管理運営を行わせることができることとし、民間の活用を目的とした制度でございます。  また、指定管理者制度の施行日に関しましては、平成15年9月2日でございますが、施行後3年後の平成18年9月1日までは、従来の管理委託制度が継続できる経過措置がとられております。しかしながら、年度途中での制度移行につきましては、事務手続上混乱を生じる可能性がございますので、本町におきましては、平成18年4月1日から指定管理者制度に移行する方針で、制度導入に向けて検討を進めております。  そこで、今回提案をいたしております条例の制定及び改正につきましては、新規条例につきましては、指定管理者制度に対応した条例として整備するものでございます。また、改正につきましては、これまで管理委託の規定であったものについて、指定管理者による施設管理が行えるように改正をするものであります。  それでは、それぞれの議案につきまして御説明を申し上げます。  まず、議案第97号の時津町公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例についてであります。  本条例案は、指定管理者の募集に関し緊急を要する場合や、公募を行わない合理的理由がある場合を除き、原則公募するということにいたしております。公募の期間終了後は、指定管理者の選定及び指定を行うことといたしております。  なお、情報公開条例に関しましては、指定管理者に対し、当該指定管理者が管理する公の施設に関する文書について公開に努めることを規定をすることといたします。また、個人情報保護条例に関しましては、指定管理者が公の施設の管理を行うに当たり、個人情報を取り扱う場合は、個人の権利・利益を保護するために、町の機関と同様の義務を課すことといたします。  以上で、議案第97号の御説明を終わります。  次に、議案第98号でございます。  時津北研修センター設置条例についてであります。  当センターにつきましては、町民の生涯学習の推進に関する諸活動の促進を図ることを目的として整備運営をしているところであります。本施設は、木場崎集会所と併設をする施設であることから、木場崎集会所の管理者である日並1自治会を指定管理者に指定して、管理運営を行う予定でございます。このため、指定管理者制度の導入にあわせ、当該施設の設置及び管理について必要な事項を定めるものであります。  議案第99号です。  時津町総合福祉センター条例についてであります。  本議案は、自治法の改正に伴い、現在、管理委託により運営をしている福祉センター及び知的障害児通園施設につきまして、指定管理者制度に移行する必要が生じたことから、同法において指定管理者による管理を行わせる際に、条例で定めておくべき事項とされているものを規定するために、条例の全部を改正するものであります。  続きまして、議案第100号、時津町立児童館条例の一部を改正する条例についてであります。  本議案は、自治法の規定の改正に伴い、本町が設置する児童館の施設のうち、町教育委員会が管理する施設との併設施設で、施設管理業務の一部を業務委託により実施しているものにつきまして、指定管理者制度に移行する必要が生じたことから、同法において、指定管理者による管理を行う場合に条例で定めるべき事項とされているものを規定するため条例の一部を改正するものであります。  議案第101号であります。  時津町墓地設置及び管理条例の一部を改正する条例についてであります。  本条例は、今回提出をされております議案第97号、時津町公の施設に係る指定管理者の指定手続きに関する条例の制定に伴い、時津町左底墓地に関する「指定管理者による管理」の内容を明記することで、その整合性を図るとともに、指定管理者による管理ができる旨を明確にするものでございます。  続きまして、議案第102号でございます。  時津町漁港管理条例の一部を改正する条例であります。  この条例は、地方自治法の改正による指定管理者制度の導入に伴い改正をするものであります。  内容といたしましては、管理の委託についての規定を指定管理者による管理に改め、甲種漁港施設の利用及びその制限に関する業務、甲種漁港施設の維持管理に関する業務等について、指定管理者に行わせることができる旨を規定するものであります。  議案第103号でございます。  時津町営駐車場条例の一部を改正する条例についてであります。  この条例は、地方自治法の改正による指定管理者制度の導入に伴い改正をするものであります。  内容といたしましては、管理の委託について規定を指定管理者による管理に改め、駐車場の利用及びその制限に関する業務、駐車場の維持管理に関する業務等について指定管理者に行わせることができる旨を規定するものであります。  続きまして、議案第104号であります。  時津町都市公園条例の一部を改正する条例についてであります。  内容といたしましては、3点ございます。  まず1点目は、指定管理者制度の導入に伴う改正であり、有料公園施設である南公園、崎野自然公園、とぎつ海と緑の運動公園につきましては、指定管理者に行わせることができる施設として規定をするものであります。  2点目は、平成16年に都市公園法の一部が改正されたことにより、「監督処分」の事項において、公園管理者が工作物等を除却した場合の保管義務、公示、売却、代金の保管及び廃棄の手続等について追加をするものであります。  3点目は、新設をいたしました「神崎緑地公園」「福島街区公園」「中通り街区公園」「前開街区公園」の四つの都市公園を追加をし、また、「元村下児童公園」の都市計画変更に伴い「元村下街区公園」へ名称を変更するものであります。  続きまして、議案第105号でございます。  時津町コミュニティセンター条例の一部を改正する条例についてであります。  第4条で、東部コミュニティセンター及び北部コミュニティセンターの管理に関する業務を指定管理者に行わせるよう規定をするものであります。第4条の2で休館日、第4条の3で開館時間、第14条で指定管理者の原状回復義務を新たに規定をしたものであります。  次に、議案第106号であります。  時津町コスモス会館条例の一部を改正する条例についてであります。  コスモス会館の管理に関する業務を指定管理者に行わせるよう規定をするものであります。第1条の3で休館日、第1条の4で開館時間及び利用時間、第1条の5で利用者の範囲、第6条で指定管理者の原状回復義務を新たに規定をするものであります。  続きまして、議案第107号であります。  時津町図書館設置条例の全部を改正する条例についてであります。  第4条で、図書館の管理を指定管理者に行わせるよう規定をするものです。第5条で指定管理者の業務、第6条で休館日、第7条で開館時間、第10条で指定管理者の原状回復義務を新たに規定をするものであります。  続きまして、議案第108号、とぎつカナリーホール条例の一部を改正する条例であります。  第3条の2で、カナリーホールの管理に関する業務を指定管理者に行わせるよう規定をするものでございます。第3条の3で休館日、第3条の4で開館時間、第16条で指定管理者の原状回復義務を新たに規定をするものであります。  続きまして、議案第109号でございます。  時津町民俗資料館設置条例の全部を改正する条例についてであります。
     第4条で休館日、第5条で開館時間を新たに規定をするものであります。第7条で、民俗資料館の管理を指定管理者に行わせることができるように規定をするものであります。第8条で指定管理者の業務、第9条で指定管理者の原状回復義務を新たに規定をいたしております。  続きまして、議案第110号であります。  時津町視聴覚ライブラリー条例の一部を改正する条例であります。  視聴覚ライブラリーは、従来から教育委員会の直営で業務を行っており、指定管理者による管理はなじまないことから、今後とも直営で行うため、第5条「業務の委託」を削除するものであります。  続きまして、議案第111号、平成17年度時津町一般会計補正予算(第6号)についてであります。  今回の補正額は、予算書の1ページに記載をいたしておりますとおり、歳入歳出予算にそれぞれ1億5,118万3,000円を追加をし、予算の総額を86億1,283万4,000円といたしております。  第1表、「歳入歳出補正予算」の歳出から、主なものについて御説明を申し上げます。  予算書では2ページからになりますが、添付いたしております資料の歳出の方をごらんをいただきたいと思います。  今回の補正では、既に予算計上いたしております事業の決算見込額が、ある程度見込める段階でございますので、各科目にわたり減額措置をするもの、増額を見込むもの等をそれぞれ調整をいたしておりますが、その説明につきましては省略をさせていただきます。  新しく計上する予算等では、総務費で、田ノ浦集会所改修工事補助金と、あわせて日並3地区コッコデショ倉庫整備補助金を計上をしております。これは、時津町自治活動促進事業補助金交付要綱に基づき補助をするものであります。  次に、民生費であります。  西彼杵広域連合派遣職員の1名の増員要請による人件費の補正をいたしております。  衛生費では、来年4月1日から燃やせるごみを長崎市へ委託することに伴い、ごみ収集日の変更が必要になってまいります。各世帯配布のチラシや、ごみ集積所に表示をする看板等の作成の予算を上げております。  次に、農林水産業費でございますが、県の補助金を受けてのミカン改植に対する園芸ビジョン対策事業補助金を計上をいたしております。  土木費でございます。  建築して20年以上を経過をいたしております金堀町営住宅と元村町営住宅の建物調査費を予算化いたしております。また、県道奥ノ平時津線県営事業におきまして、10工区埋立地の事業費が増額されたことに伴い、地元負担金として県事業費の100分の15、1億5,000万円の補正をいたしております。当初計上額と合計をいたしますと、3億円の負担金となります。それと、西彼杵道路県営事業につきましては、時津町と琴海町工区の概要設計費の本町負担分として、450万円を計上をいたしております。  教育費でございますが、図書館図書購入費として寄附をいただいておりますので、教育振興公社運営委託金とし予算化をし、図書の購入をさせていただくように予定をいたしております。  次に、歳入でございますが、一般財源として、町税では個人住民税の1億286万6,000円と減税補てん債460万円の増額が見込まれておりますので、普通交付税1億1,741万6,000円を減額をいたしております。特定財源といたしましては、保健・福祉関係事業のそれぞれの歳出に係る国・県補助金等の増減であります。町債では、県道奥ノ平時津線工事負担金で、借り入れ予定の起債額を補正をいたしております。  予算書の5ページをごらんいただきたいと思いますが、第2表の「債務負担行為補正」でありますが、林業関係事業による長崎県に対する債務補償でございます。第3表「地方債補正」では、減税補てん債の確定に伴う変更と、県道奥ノ平時津線工事負担金の起債額を変更しております。  詳細につきましては、説明書、参考資料を御参照いただきたいと思います。  次に、議案第112号、平成17年度時津町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、今回の補正は、歳入歳出それぞれ7,337万8,000円を追加し、総額29億2,200万3,000円といたしております。  歳出でございます。  増額が見込まれる一般被保険者と退職被保険者の療養給付費等、保険給付費を計上をいたしております。まず、一般被保険者療養給付費は、昨年同期と比べまして件数が約7%、金額が約6%増加すると見込んでおります。退職被保険者等療養給付費では、被保険者数が約14%増加をいたしております。金額も、約20%増加すると見込んでおります。  次に、歳出に見合う歳入でありますが、療養給付費等負担金、財政調整交付金、療養給付費等交付金及び一般会計繰入金、並びに繰越金を計上をいたしております。  こちらにつきましても、詳細につきましては、予算に関する説明書をごらんをいただきたいと思っております。  次に、議案第113号、平成17年度時津町老人保健特別会計補正予算(第3号)についてであります。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億2,581万7,000円を追加をし、総額24億8,654万1,000円といたしております。  歳出から御説明を申し上げます。  老人医療の現物給付の増加に伴う医療費を計上してございます。前年度と比較をいたしますと、老人医療受給者数は減少をいたしておりますが、1人当たりの医療費が高くなっております。金額にいたしますと、2億2,581万7,000円の増加を見込んでおります。  次に、歳出に見合う歳入であります。支払基金交付金、国庫支出金等を計上をいたしております。  こちらにつきましても、予算に関する説明書をごらんをいただきたいと思います。  次に、議案第114号、平成17度時津町水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。  今回の補正は、収益的支出のうち、営業費用に給与改定等による給料、手当等の減額、及び業務関係帳票印刷費等の増額分、合わせて56万3,000円を計上し、補正後の収益的支出予定額を5億8,688万円といたしております。  次に、資本的支出についてでありますが、県道奥ノ平時津線道路改良工事の延長変更に伴い、配水管布設工事追加分2,200万円を計上し、補正後の予算額を2億8,777万円といたしております。  なお、資本的収入が支出に対して不足する額につきましては、内部留保資金で補てんをいたしております。  続きまして、議案第115号であります。  平成17年度時津町下水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。  まず、収益的収入及び支出におきまして、それぞれ704万8,000円の減額を計上し、補正後の予額をそれぞれ7億6,473万5,000円といたしております。  これにつきましては、下水道使用料等の増額と施設管理費における委託料、その他給与改定等の減額により、一般会計補助金を減額するものであります。  次に、資本的収入及び支出についてでありますが、収入におきましては、184万3,000円を増額し、補正後の予算額を2億8,858万3,000円に、また、支出におきましては53万6,000円を増額し、補正後の予算額5億5,366万5,000円といたしております。  収入につきましては、受益者負担金の一括納付者の増加による増額、支出につきましては、企業債の借りかえに伴う償還金の増額によるものであります。  なお、資本的収入が支出に対して不足する額につきましては、こちらも内部留保資金で補てんをいたしております。  続きまして、議案第116号でございます。  工事請負契約の変更についてであります。  本議案は、本年9月の議会におきまして議会の御承認をいただき、契約を締結したものでありますが、交付金事業におきまして執行残が生じております。そこで、平成17度交付金事業の年度内完了を目指し、追加の工事を行うために提案をするものであります。  追加工事の内容といたしましては、資料として添付をいたしておりますテールアルメ擁壁展開図で御説明を申し上げたいと思います。  当初契約時に施工を予定しておりました朱色で着色部の擁壁394平方メートルの上に、緑色で着色をいたしております136平方メートルを追加をいたしております。また、平面図におきましても緑色で着色をいたしております本線部分の本舗装等232平方メートルとガードレール85メートルの追加を行っております。変更金額は1,587万8,100円の増額で、請負金額の37%と大きな割合の変更となりますが、追加部分のほとんどが一連の工事でございますので、請負契約の変更を行うものでございます。  最後に、議案第117号であります。  あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更についてであります。  本案は、長崎県土地開発公社が施行をいたしました公有水面埋立が竣工し、許可となったため、新たに生じた土地の確認及び字の区域を変更するため、議会に議決をお願いするものであります。  埋め立ての場所は、日並郷字木場崎から字中曽根地先の公有水面であり、用途につきましては、水路護岸及び道路用地であります。新たに生じた土地の面積は、2万1,946.24平方メートルとなっております。  以上で、議案の説明を終わります。  よろしく御審議を賜りますように、お願い申し上げます。 ○議長(川久保勝則君)  議案の説明を終わります。               〜日程第6 一般質問〜 ○議長(川久保勝則君)  日程第6、一般質問を行います。  質問の通告がありますので、順次、発言を許します。  なお、通告外にわたっての発言はできないことを申し添えます。  まず、3番、新井政博君。 ○3番(新井政博君)  3番、新井政博でございます。  改めて、皆様、おはようございます。  では、通告に基づき、順次、質問をさせていただきたいと思いますが、明確でわかりやすく、端的な答弁を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  まず初めに、「時津町の歴史的文化と観光について」伺いたいと思いますが、我が時津町の歴史的文化を考えてみますと、古代から近世、また現在に至るまで、私たちの先人たちは数多くの価値ある遺産を残してきたと考えております。豊かな母なる大村湾を初め、代表的には、さばくさらかし岩、長崎甚左衛門の墓、これは現在修復中で大分の方に出張しているということでございますが、日本26聖人上陸の地、日並川の河童地蔵、浦郷のともづな石、古くは前島の古墳群、そして、時津街道を代表する本陣茶屋等々、挙げれば切りがないほどあるようでございます。  このたび、時津史談会が作成される「とぎつ散歩ガイドブック」、これは従来のマップと違いまして、非常にわかりやすくまとめておられますが、ここに記載されてるだけでも、時津町には71カ所にも及ぶ価値ある遺産があるようでございます。  私は、このような史跡や遺跡をどの程度まで町民の方々が御存じなのか、また情報交換がなされているのか、そして一番大事なことは保存状態がどうなのかと、問題を考えております。そして、このような史跡や遺跡、大村湾、また、現在の新しい施設などを含めたところの観光的なツーリズムに生かされないのかと考え、次の点について伺います。  1問目、史跡や遺跡が古くなったり、何らかの原因でなくなったり壊されたりしているが、その保存や調査はなされているのか。  2問目、史跡や遺跡の広報活動や情報交換はなされているのか。  3問目、時津町の観光的なツーリズムの展望とか展開は考えておられないのか。  4問目、時津中央第2土地区画整理事業に伴って、お茶屋や祐徳稲荷神社一帯はどのような計画になっているのか。  5問目、この4問目の事業に伴って時津街道はどうなるのか。この時津街道は、今でも瀕死の状態でなくなりつつありますから、今後はどうされるのかということであります。  次に、「時津町の将来のごみ問題について」伺いますが、時津町は3町合併問題について、大議論の結果、単独の道を選んだわけでありますが、私個人としては正しい選択をしたと考えております。今日に至るまでは、各自治体間で組合や連合体などの組織を形成し、町民の負託に大いにこたえてきたと思うが、それが今回の合併の問題で崩れようとしているわけであります。そして、この問題については早急な対応が求められているところであります。  現在の日本は、大量生産、大量消費の社会と言われ、次々に新しいものが生まれ、古くなったものはどんどん「ごみ」として捨てられているのが現状でございます。ごみと一口に言っても、さまざまあるわけですが、家庭からは野菜、肉、魚のくずなどの生ごみやプラスチック製品の容器類や包装、また、ジュースやビールなどの空き瓶や空き缶、古新聞や古雑誌などの紙くず、古くなった家具などの粗大ごみ、さらには産業廃棄物、これは家電用電化製品も入るわけですが、これらが日々大量に捨てられて、ごみ処理場、焼却場では、その機能がパンク状態になっているというのが現状でございます。時津の焼却炉も、この前、ダイオキシンが検出されたわけでございますが、このダイオキシン公害に代表されるように、ごみによる環境汚染が非常に問題になっているところでございます。地球規模での環境の保全と限りある資源の有効利用を図る意味からも、リサイクルを推進し、ごみとして処分するのではなく、再利用を繰り返し活用するということが不可欠だと考えております。  大切なのは、その後の有効利用であり、それは、ごみを減らすだけの問題ではなく、省資源、省エネルギーに役立ち、自然と生活環境を守ることにつながっていくと考えております。そして、限りある資源の有効利用がもっと大事と考えておるわけでございます。  そこで、私は西彼中央衛生施設組合の解散時に起きてくる日並郷にある焼却場の施設の解体後の跡地の利用方法について大きな関心を寄せているところであります。リサイクルを推進し、限りある資源の確保や地球温暖化防止のためにも、循環型の自治体の実現を目指していくためにも、これは今回は千載一遇のチャンスと、強い希望を持っているところであります。  それで、次の点について伺います。  1問目、生ごみの堆肥化や液肥化の考えはないのか。  2問目、ガラス瓶、ペットボトル、紙、プラスチックのリサイクルはどのように今後されていくのか。  3問目、バイオマスエネルギーの利用については、将来的にはどうなのか。  4問目、この日並郷の焼却場の跡地を一大リサイクルセンターにする考えはないかということを伺いたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  それでは、ただいまの新井議員の御質問に対して順次お答えを申し上げたいと思いますが、1番目の質問の1点目と2点目につきましては教育長が答弁をいたします。3点目以降について、私の方から答弁をいたします。  1番目の第3点目でございます。  時津町の観光的なツーリズムの展望というお尋ねをいただきました。  御指摘をいただきましたように、町内には多数の史跡や遺跡がございます。このような地域資源のいわれを知り、大切に守っていくということは、とりもなおさず私たちの郷土への誇りと愛着を持つことであります。郷土愛の醸成につきまして、とても大切なことであるというふうに認識をいたしております。  このため、本町におきましては、教育委員会主催による時津史談会の協力をいただき、毎年、「ふるさと散歩」を実施をいたしております。趣旨につきましては、町内の史跡をめぐり、先人が残した文化遺産を見ていただくということで、後世に文化財を伝えていくということであります。私も暇がありますと、一緒に改めてまた歩かせていただくというふうにいたしておりますが、また今年度は、あわせまして史談会の皆様が実地調査に基づき史跡・遺跡等を載せた、先ほど申されました「とぎつ散歩ガイドブック」を作成することになっております。下書きについて私もいただいておりますが、その完成を楽しみにいたしております。  御質問の観光的なツーリズムということにつきましては、まさに地域づくりそのものであるというふうに考えております。まずは、私たちが自分たちの、私たちの郷土のことをまずよく知る。そして、それを地域の誇りとして持つ。地域の方々が、互いに地域資源の情報を共有化する。さらに、地域全体の取り組みとして、無理をすることなく、その地域を訪れた皆様に「おもてなし」の心で自然に接するといったことが、一番の時津町が持てる観光的ツーリズムの資源を生かすことではないか、そのように考えております。  次に、区画整理事業に伴って祐徳稲荷神社、それからお茶屋一帯がどのようになるかということでありますが、基本的に申しますと、祐徳稲荷神社及びお茶屋の建物につきましては、現在のままとするようにいたしております。移転等の計画は、ございません。また、公共施設につきましては、祐徳稲荷神社の隣接地に茶屋の本公園を整備する計画がございます。この一帯は、小高い丘になっております。また、昔から、緑地、あるいは桜の木によって風光明媚な空間として、大変人々に親しまれております。できるだけ現状の樹木を保全をしながら、公園整備を行いたいというふうに考えております。また、お茶屋周辺におきましては、現在の水路をそのまま開渠として生かしていきたいというふうに考えております。  次に、時津街道についてでありますが、現在の町道は約4メートルから5メートルの幅員でございます。区画整理事業におきましては、区域内の約180メートルの区間を6メートルに拡幅をして、車両の離合ができるように計画をいたしております。  2問目のごみの問題についてでございますが、先ほど議員の方からダイオキシンについてダイオキシンが検出されたという御指摘がございましたが、ダイオキシンは検出はされておりません。ダイオキシンが検出されますと、即時停止ということになります。ばいじんの量が少し多かったと。その内容につきましては、この前、お知らせをいたしましたとおり、灰は出たわけでございますが、その灰の中にダイオキシン等の有害物は混入、検出をされておりません。改めて、御説明を申し上げたいと思っております。  このごみ問題につきまして、さきの第2回の時津町臨時会におきまして御審議をいただきました西彼中央衛生施設組合の一連の議案で御説明をいたしておりましたが、琴海町の組合からの脱退、それに、時津清掃工場焼却施設の廃止に伴う燃やせるごみの長崎市委託、それから燃やせないごみの最終処分場への搬入、これは県外になろうかと思います。本町のごみ処理体制は、大きく変わろうといたしております。また、これに伴いごみ処理費用の大幅な増加が見込まれております。ごみの減量化は、時津町の大きな課題となっております。組合解散後は、時津清掃工場跡地で可燃ごみ以外のごみ処理につきまして、効率化及び採算性等を考慮しながら、本町及び長与町で共同処理をできないか協議を進めている状況でございます。当然、この協議の中でもリサイクルの促進を行うことは最優先課題であります。  そこで、1点目の生ごみの堆肥化、それから液肥化等のリサイクルでありますが、御承知のとおり、生ごみは可燃ごみの大部分を占めております。この前、報道であっておりましたが、日本で1日300万食が捨てられている、生ごみになっているというふうに聞いて、改めて驚いたところでございます。この生ごみを減らすため、全国の自治体でも各種の事業展開をしております。九州管内でも、鹿児島、宮崎等の自治体の中では、堆肥舎を自治体で建設し、住民から出される生ごみを堆肥化をして、これを利用して農作物を栽培をしているところがあります。  本町もこのような事業につきましては、大変興味深いところであります。事業化を図るためには、予算上の問題、住民の分別の協力はもとよりでございますが、最大の課題は堆肥の受け入れ先であります。そういう堆肥の受け入れ先で困っているというのが、そういう堆肥化の自治体の大きな課題であるというふうに思っております。さまざまなそういう問題をクリアできる状況には、現在、本町は至ってないということでございますが、検討はずっと重ねてきているというふうに御報告を申し上げたいと思っております。  さらに、生ごみ処理につきましても、毎年、新機種が出ております。これも先進地の導入状況の推移を見る必要がございますので、こういうものにつきましても、順次、情報収集に力を入れているところであります。
     なお、去る11月4日から、7回にわたりまして「時津町生ごみ減量セミナー」を開催をさせていただいております。皆様方の御協力により開催をいたしておりますが、自宅で簡単にできる生ごみ堆肥化づくりの講習会であります。この講習会は、各家庭から出る生ごみを微生物の力により分解させて、良質な土に戻す。これを使って、野菜や果物を栽培をするというものであります。ごみの減量と元気な野菜づくりができる二つのメリットがあります。町といたしましても、減量化を推進する立場から、さらに多くの方に取り組んでいただくよう啓発等を推進をしていきたいというふうに考えております。  次に、2点目のガラス瓶、ペットボトル、紙、プラスチックのリサイクルについてでありますが、瓶、缶、プラスチックにつきましては、引き続き、ごみステーション回収を行います。また、紙につきましても、現在、ごみステーション及び町内3カ所のリサイクルセンターで、新聞、雑誌、段ボール、それから牛乳パック等を回収をいたしておりますが、平成18年度から、紙製容器包装類、それから雑紙類をごみステーションで回収をするように計画をいたしております。現在、この紙類は燃やせるごみとして回収をいたしておりますが、リサイクルが可能であります。新規に分別収集を行うように予定をいたしております。これにより、可燃ごみの重量が2割程度減量できるのではないか、これを目標に推進をしてまいりたいと思っております。  次に、3点目のバイオマスの利用についてでありますが、バイオマスは、御承知のとおり、動物や植物、または、これから生まれた再生可能な有機性資源のことであります。石油・石炭等の化石資源を除いたもの等でありますが、植物系バイオマスは太陽エネルギーと二酸化炭素を利用して光合成によってつくられたものであり、生命と太陽のエネルギーがある限り、再生可能な資源であるというふうに言われております。また、これを燃焼することで放出をされる二酸化炭素につきましては、その成長過程で光合成により、大気中から吸収した二酸化炭素と同量であるということから、大気中の二酸化炭素を増加させない資源ということであります。  国においても、バイオマス日本総合戦略を平成14年から立ち上げております。バイオマスからエネルギーや生分解性素材、飼料・肥料等さまざまな製品を生み出すことができますので、これらの利用の促進につきましては、循環型社会の構築、地球温暖化の防止につながるものと期待をされております。また、全国の自治体でも取り組みをされております。インターネット等で検索をいたしますと、林業、農業、漁業、酪農家で商品として利用されない部分を堆肥や飼料、発電等に活用をし、また、家庭や商店から出される廃食油をジーゼル車の燃料にリサイクルをされているところもございます。本町としても、二酸化炭素の発生を抑制をし、地球温暖化の防止につながるような各種のごみ処理計画を策定することといたしておりますので、環境負荷、それから費用を考慮をし、当然、方法の一つとして取り入れていきたいというふうに考えております。  4点目のリサイクルセンターの設置でありますが、最初に申し上げましたとおり、西彼中央衛生施設組合の解散等による燃やせるごみの長崎市委託、燃やせないごみの県外の最終処分場搬入等、ごみ処理体制の見直しを検討をしております。その中で、時津清掃工場跡地で、粗大ごみ、燃やせないごみ、瓶、缶類及び紙類の分別を引き続き行います。その中から、金属類、紙類、容器包装プラスチック類を回収する等、リサイクルを行うことといたしております。したがいまして、跡地利用としては、ごみの中間処理とリサイクルセンターの両方の機能を持った施設になるということで、今、どのような機材を整備しようかということで検討をいたしております。間もなく、来年の3月まであそこで焼却をいたしますので、それまでに準備が整うものというふうに考えております。さらなる有効活用を含め準備をいたしているということで御理解を賜りたいと思っております。 ○議長(川久保勝則君)  教育長。 ○教育長(河野知周君)  新井議員の御質問にお答えをいたします。  時津町の歴史的文化と観光の中で、まず、史跡・遺跡等の保存や調査でございます。  時津町史談会は、御承知のように、2年前から町内の史跡・遺跡等について足を運んで実地に調査をされ、その成果をもとに「とぎつ散歩ガイドブック」という冊子を、町の助成金100万円を受けて作成し、平成17年度中には全世帯に配布の予定であると聞いております。会員の皆様の御労苦に、深く感謝と敬意を表する次第でございます。  収録予定の71カ所の史跡・遺跡等のうち、県指定の文化財は長崎甚左衛門の墓、町指定の文化財は茶屋の門及び継石坊主(さばくさらかし岩)でございます。史跡・遺跡等の調査は、前島古墳群、お茶屋及びさばくさらし岩などについて行っております。  前島古墳群は、平成2年9月に県文化課と町教育委員会が主にダケク島の2基の古墳を対象に実測調査を行い、その成果が時津町埋蔵文化財調査報告書第1集「前島古墳群」として報告されております。平成5年11月には、前島の5号から8号古墳を主体に調査を行い、時津町埋蔵文化財調査報告書第2集「前島古墳群」として報告されています。また、遺跡からの出土品は、素環頭太刀、弥生式土器、須恵器であり、現在、民俗資料館に展示をしてございます。  お茶屋については、平成13年8月に、茶屋跡に関する歴史学上の調査所見、平成14年2月には、屋敷遺構に関する調査所見の御報告を、それぞれ専門家からいただいております。その所見では、歴史的価値及び建築的価値がいずれも高いという評価でございます。平成16年に、町教育委員会が久留里遺跡の発掘調査を40万円ほどの予算で一応実施した結果、縄文土器片が300点ほど出土しております。先般、11月30日に、県教育委員会が時津町の城跡3カ所、野田と左底の山の境にあります原の城跡、子々川と日並の松尾城跡の調査を実施したところでございます。調査の目的は、長崎県内に所在する中・近世の城館跡の歴史的を明らかにし、将来の史跡指定や保存活用を図ることで、地域振興に寄与するとのことでございます。  次に、保存についてでございますが、平成6年度に、さばくさらかし岩の安全対策及び劣化防止工事を、700万円弱の費用をかけて実施しております。県指定文化財の長崎甚左衛門の墓について、墓石の劣化で文字部分の剥離が進行していましたので、県の補助金を受けて、ことし10月から修復工事を行い、先般11月末に完了したところでございます。県指定の文化財及び町指定の文化財については、指定をした者が所有者と協力の上、保存しているところでございます。そのほかの史跡、遺跡等については所有者等の責任のもとに管理をしていただいているのが実情でございます。  次に、史跡・遺跡等の広報活動と情報交換についてでございます。  とぎつカナリーホール内にある民俗資料館は、平成14年5月に開館しましたが、郷土の歴史や文化に対する理解を深めていただく拠点施設として、広告塔的な役割を果たしております。管内には、茶屋本陣の一部が再現された施設、町の模型図に主な名所・旧跡を配置し、ボタンを押せば、その位置がわかるようなシステム、パネルでは「時津街道をゆく」「時津のあゆみ」「時津の遺跡と遺物」をわかりやすく表示してございます。時津伝習所コーナーには、パソコン2台を設置し、「なぞなぞ街道めぐり」「時津の民話」を、遊び感覚で歴史の理解ができるようになっております。また、民具の展示、郷土芸能の衣装及び用具の展示を行っております。郷土芸能は、野田の黒丸踊りを展示しておりましたが、9月に左底の銭太鼓と入れかえをさせていただいております。郷土芸能保存会の皆様の御理解と御協力に対し、感謝を申し上げる次第でございます。ビデオシアターでは、「時津街道」「時津の古い写真」「郷土芸能」を上映しております。このように、郷土の歴史に関する資料を集約してそろえておりますので、お気楽にお立ち寄りいただきたいと願っております。  また、民俗資料館の体験型事業として、「ふるさと散歩」を毎年4月29日に実施しておりまして、ことしは3回目でございました。  趣旨は、気軽に時津の歴史に触れられるよう、町内の史跡を回るコースを紹介する。そして、先人たちが残した文化遺産を見ていくことで、後世に文化財を伝えていくことの大切さを一緒に学んでいくことでございます。時津町の史談会の方々に史跡の解説をしていただきながらの散歩で、参加者の中には「初めて来た」とか、「今まで知らなかった」という声もあっております。  ほかに、平成8年から、毎年1月に「新春ふるさとカルタ大会」を、小学生を対象として時津図書館で開催しております。目的は、カルタ取りを体験するとともに、カルタに書かれた時津の歴史について学習することができます。これも、故郷の歴史の理解に役立っていると思っております。  次に、平成3年に「ふるさと散歩 とぎつ」を、時津郷土研究会が編集し、町教育委員会が発行して、全世帯へ配布しております。  次に、小学校3・4年生の社会科副読本「わたしたちの時津」の中にも史跡のことを書いてございまして、児童が社会科の授業の中で学習をしております。  次に、平成16年発行のパンフレット「時津町のあゆみ」に史跡を写真など、またイラストで史跡の位置についても書いてございますが、これは全世帯に配布しております。このパンフレットについては、役場2階の情報公開コーナーに置いておりますので、希望される方はお持ち帰ることができるようにしております。  次に、情報交換についてでございますが、公式、あるいは定期の情報交換は行っておりませんが、先ほど申し上げました「ふるさと散歩」では、民俗資料館の学芸員が企画・運営に当たって、史談会の皆様に指導と助言をいただきながら実施していますので、日常的な情報交換はスムーズに行われているものと思っております。  以上で、新井議員に対する御答弁を終わりたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  3番、再質問をどうぞ。 ○3番(新井政博君)  御答弁、ありがとうございました。  それでは、順次、再質問をさせていただきますが、史跡や遺跡の保存や調査についてですが、私も町内の大体のところを見て回りましたが、まず、日並川の河童地蔵の土台がもう崩れてしまっているということですね、1点目は。ともづな石、浦郷のともづな石は自治会の掲示板で全く見えない。それに、さばくさらかし岩の下の部分は木や竹に覆われて、危険度が薄らんでいると。これは、いかにも落ちてくるような感じで、危険度が高まることが、あそこを見る人にとっては、何ちゅうんですかね、落ちてきたら困りますけどね、それが最大のイメージですから、あの下の木や竹を切ることによってね、非常にイメージがわいてくると思います。それで、左底川の下流の橋のとこにある石碑、塩田の跡地の石碑ですね、これも寄せ集めて、そこに置いたような感じですよね。あれは、いかにもかわいそうですよね、先人たちの苦労がね、報われないような状態に、放置してあるような状態ですね。  それと、甚左衛門の墓にも行っまいりましたが、今、教育長が戻ってきたと、補修されて戻ってきたということでしたけども、ついでにですね、この甚左衛門の墓もですね、県指定になってるわけですから、周囲の整備もですね、必要じゃないかなと。何か、やぶ山にぽっと置いてあるような感じですので、そこら辺の整備もしてもらいたいと思いますが、この件、どうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  教育長。 ○教育長(河野知周君)  第4次総合計画の中の「歴史と伝統」というところにもございますので、この文化財などの歴史文化施設等の、今、御指摘をいただきました配置等につきましては、大変私も興味深く、そして保存・保全につきましてはですね、関心を持って回っておるわけでございますが、確かに河童地蔵のところにつきましては、これは覆いをしとったわけでございますが、覆いが取れてからがああいうふうになったと思います。それで、覆いも一応していただくようにというようなことでしておるわけでございますが、あれももう非常に弱体化しまして、風に飛ばされるということでですね、そしてまた地蔵様が傷むというようなことで、ああいうふうにされたと思いますが、今後、そういった処置はしてみたいと思いますし、それから、それぞれ地域にございます、そういった荒廃されたような形、例えば樹木が覆いかぶさっている、それからまた、先ほど御指摘をいただきました自治会の掲示板で見えなくなっているというようなことにつきましては、立てるときの問題が一つあると思いますので、そういったものにつきましても十分考えてみたいと思います。  それから、長崎甚左衛門は、きょうが一応修復が終わりまして、お祭りをして、きょう、午前中、県の方の立ち会いのもとに、そういうふうな行事が組まれております。今後、十分、もう一度見回しまして、保全につきましては町の教育委員会としても、残された文化財でございますので、十分、整備するように申し上げたいと思います。  以上です。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  では、早目にですね、整備を実行していただけるように、よろしくお願いします。  それと、2問目の史跡や遺跡の広報活動についてですけども、史談会の方が随分と努力されて、今、いろんな仕事を、作業をしておられますけども、今後もですね、その町のですね、強力なバックアップをですね、要請して、この件は終わりたいと思います。  それで、時津町の観光的なツーリズムの展望についてですが、時津町には、先ほども申し上げましたように、史跡・遺跡、新しいところでは、崎野公園、カナリーホール、ウオーターフロント公園等々、総合的なところの、総合的な観光マップの作成も今後は必要じゃないかと考えております。そして、季節に応じた大村湾を利用したクルージングとか、四季を通じた釣り大会とか、また、農業ではブドウ狩りとか、いろいろあります。そして、研修会を誘致するためにもですね、このような観光マップ的な作成はどうかなと考えておりますけども、いかがでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  企画課の方でですね、広報等の仕事をしておりますので、私の方からお答えさせていただきたいと思います。  過去に、「ふれあいマップ」というふうなものを作成しております。このときも、実は観光マップ的な発想のもとで取り組んだわけでございますが、観光と申しますと、産業分野というふうなことになってくるかと思いますが、まだまだ町の史跡等について興味を町外の方々から広くいただくというふうな段階には至っていないようにも思われます。そのために、当時、史跡等を活用して「ふるさと散歩」というふうな形で、ふるさと再発見に努めていただきながら、郷土愛の醸成と、それから健康づくり等に努めていただくというふうな観点から、ふれあいマップを作成しているものでございます。この件につきましても、この事業に関連する部分がございますので、今後、ふれあいマップの方を検討していく段階で、こういったことも考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  教育長。 ○教育長(河野知周君)  先ほど御答弁をいたしました中に、平成16年にですね、発行しましたパンフレットの「時津のあゆみ」というのが、一応、そういうふうな観光マップ的にできておりますので、これを特に町民の方から使って、それぞれの史跡の跡、それから町の要所等について回って、「大変役に立った」というお声もいただいておりますし、小学校の3・4年の社会科の中にも、そういうふうなものから取り出したもの等について記載をしております。ですから、今度は新しく、また議員さんおっしゃるような形で、今までに再発見をされたようなところも入れて、時津の自然、これは山も、川も、海も、土地もというような形でですね、十分活用するようなものができるように私たちも整備をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  それでは、観光を誘致するとか、ツーリズムの展望についてもですね、施設が、宿泊施設ですね、が足らないと何もできないということになりますけども、土地に人が滞在するのであれば、衣食住に関するさまざまな、その宿泊施設等が要るわけですよね。それで、その時津にもベーシティというホテルがありましたが、倒産しまして、今、安田オーシャン一つになっております。よく聞くことによると、原因の一つ、ホテルができない原因の一つはですね、水道料、水道の加入金の高さ、これは議会でも何遍も、何度も同僚議員の方々が言って質問されていますが、このですね、このことによって宿泊施設、ホテル等がちょっと二の足を踏んでいるというのをよく聞くんですよ。だから、町としてもですね、こういったぜひ誘致してもらいたい事業についてはですね、これを免除するとか、低料金にするとかという方法はないものでしょうかね、ちょっと伺いたいんですけど。 ○議長(川久保勝則君)  水道局長。 ○水道局長(坂本敏弘君)  ただいまの御質問ですけれども、今のところ、そういう水道の工事負担金の減免措置はございません。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  「ありません、ありません」じゃなくて、随分、この問題は出てきてるわけですよね。だから、今後はですね、こういった柔軟な体制もですね、必要になってくると思うんです。絶対ないとかいうのはね、絶対してないというのはおかしいと思うんですよ。今後は、そういったことを誘致することによって町が豊かになるおそれもあるわけですから、ぜひですね、今後は検討してほしいと思っております。  それで、そこのウオーターフロントができました。そこから、その先からサイクリングロード等もあるわけですけども、サイクリングロードもですね、途中で切れたりなんかしてます。せっかくいいのをつくっても、これは切れてるために道路に飛び出して、これが危険になる。そして、7工区から先の街灯がないから散策もできない。私としては、ブーメラン島ぐらいまでは街灯をつけてほしいと思っておるわけでございますが。それと、今、開催中の光の美術館、これもですね、動線がですね、今、こっちの方、ウオーターフロントの方に引っ込んでるから、私もちょっと見えにくいということですね。今後は、あと206号線と207号線のところにですね、ぽんと一発ですね、大きな光をですね、設置した方がいいんじゃないかということも聞きます。  というのは、私も、あそこですね、屋台を、ラーメンの屋台をやってましてですね、それがもう全然お客さんが来なくて、おまけに風邪は引くわですね、散々な目に遭ったんですよ。ぜひですね、やるからには人を呼ぶということにしてもらいたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  光の美術館の方を担当しておりますので、私の方から答えさせていただきたいと思います。  現在、光の美術館というのは、2000年のカウントダウンとか、それから町制施行50周年のときのプロジェクト事業のこととか、そういったことを参考にしまして、昨年度から「光の美術館」というふうな名称に変えて、今のウオーターフロントで実施をさせていただいているところでございます。この中には、いろいろなやはり試行錯誤がございまして、形を変えながら、少しでも進化を目指しながらやってきているというふうなことでございます。本年は、今、議員の方からもお話がありましたように、露店の方も参加をいただきまして、少しでも冬のイベントとして定着するようなことで実施してまいったところでございます。  今後も、そういった皆様方の御意見をいただきながら、今後は予算的なものもございますが、皆様の協力というふうなこともですね、視野に入れながら、また、拡大を図っていきたいというふうに考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  では、時間がございませんので次に行きますけども、時津中央第2区画整理の事業に伴っての件ですけども、茶屋と稲荷神社のところは、茶屋の本公園ということで維持をしていくということでしたので、これをなるべくですね、現状維持を図られてですね、保護区みたいなところにしていただければねえと思っております。  それで、今回のその第2区画整理事業でですね、環境に配慮したことを何かやっておられるのかということを聞きたいんですけども、私の考えとしてはですね、巨大な雨水タンクの設置とか街灯を、環境に優しい街灯を考えるとか、道路は浸透性の高いアスファルト等がありますけども、そういったのを使用するとかして、環境に配慮した取り組みはどうなのか。それと、造成工事はですね、なるべく山とか畑を避けてですね、緑を残していただくようにしたいと思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  都市計画課長。 ○都市計画課長(浜中芳幸君)  お答えいたします。  現在、来年の予定ではございますが、都市再生事業という計画をしようとしております。そういう中で、計画をしていきたいという考えでおります。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  それで、5問目のその第2区画整理事業に伴ってですね、時津街道ですね、時津では、あそこの水道橋の近くから、さばくさらかし岩から、あの茶屋のところまでかろうじて残っているわけでございますが、この道路につきましてはですね、昔の風情をですね、残した道路にしていただきたいと。せっかく、これはもう時津街道というのはですね、歴史に残る街道なんですよね。もちろん皆さん御存じでしょうけども、そこら辺の配慮はどうなのでしょうかね。  それと、時津街道、唯一昔のまま残っているのはですね、打坂から左へ上った、あの坂ですね。あそこもやぶくらでですね、もうどうしようもない状態です。これと、このやぶの中と、やぶの整備と、その時津街道、あそこの、先ほど言うた道はですね、ぜひですね、そういった昔の風情を残したですね、やり方をしてもらいたいと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  都市計画課長。 ○都市計画課長(浜中芳幸君)  区画整理事業の中でお話をさせていただきたいと思うんですが、区域の中は、今、180メートルと答弁にありましたように、短い区間であります。全体的な計画が必要だと思いますので、私の方の回答といたしましては、区域内では、そういう検討はしていきたいけども、巨額のですね、区画整理事業の費用がかかります。そういうものもあわせてですね、検討をしていきたいとは思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  今の点は強くお願いしてですね、質問を終わりたいと思います。  次に、時津町の将来のごみ問題についてですが、生ごみの堆肥化、液肥化についてですけども、私は平成15年度のですね、第2回定例会においてですね、生ごみの処理についての質問をしております。このときは、「生ごみの処理対策について」ということで、バケツ型のものや電動式のものの補助金を出してると。そして、生ごみの減量化及び堆肥化を図るべく取り組みをしてるということであったが、その後はどのようなことになっておるんでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)
     福祉部長。 ○福祉部長(吉田義徳君)  お答えをいたします。  今、ごみ処理機の普及状況ですけども、電気式のやつが186台、それからトラポン式のものが520台というふうなことで、年次、これは予算等をつけて、その拡大に努力しております。  それから、そのほかに今年度から「ぼかし」ですね、生ごみを家庭で堆肥化していただくというふうなことに力を入れていってですね、ごみを減量化しようというふうなことで、講習会等を持ちましてですね、その普及に努力しているというふうな状況でございます。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  生ごみの堆肥化とかということについては、非常に町民も関心を持ってきたというところのようでありますが、今後、生ごみを長崎市に搬入するということになっているわけですけども、今後のその搬入したときの処理費がですね、どこまで高騰するかわからないということになってくるわけですけども、要は生ごみを要するに長崎市に持ち込まないということが、それはもう財政の圧迫をしないということになるわけですけども。生ごみは、町が買い取るということが基本なので、行政の協力が不可欠であるということは私も考えているのですが、この生ごみのですね、堆肥化のプラントですね、今は町長の答弁にもありましたけども、随分その塩分の問題とか改善されてですね、養分のバランスの問題とか随分改善されております。これは、長崎大学の環境科学部に私も、ちょいちょい足を運んでから勉強させていただいているんですけども、かなり運んでですね、あまり影響はないという結果が出ております。  それで、この問題についてですね、時津町はその全体的な堆肥化というのは非常に考えてないということだったんですけども、今後、検討するということだったんですけども。受け入れ先ですね、堆肥受け入れ先は時津町だけ考えても、そりゃもうはけないと思うんですよね。やはり農業の盛んな琴海、または長与も含めたところのですね、大きなエリアで考えたら、私はこの問題についてはですね、結構いけるのじゃないかなと思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田義徳君)  町長も答弁しましたように、私どもとしましては、このごみ減量ですね、これは最大限の努力をしていくと。ごみを減量するためにはですね、あらゆることを考えるというふうなですね、そういうふうな姿勢に変わりはないわけです。ですから、そういうふうなものにつきましてもですね、そういうふうなものを今後研究していって、そして、その対応ができるというふうな見通しを立てていったらですね、そういうふうなものに取り組もうと。  それから、この家庭の生ごみのですね、堆肥化につきましてもですね、いろいろやりたいけども、畑等を持たないというふうな方等もおられると。じゃ、畑をですね、遊休農地等を町が買ってですね、それの貸し出しをしようじゃないかというふうなこと等も考えておるわけです。ですから、ごみの減量化につきましてはですね、最大限の努力を図っていくというふうな方針でおります。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  では、最大の努力をしていただいてですね、大いにその生ごみが減量化するようにですね、していただきたいと。これは、本当に環境型の自治体を目指すためにもですね、不可欠な登竜門です、これは。これを避けて通られない問題ですから、ぜひですね、町長もよろしくお願いしたいと思っております。  それで、先ほども話が出ましたが、県もですね、ごみの減量化作戦としましてですね、「生ごみリサイクル元気野菜作り」、これは先ほども部長も話に出ましたけども、奨励しているわけでございますけども、時津町でも、これはミニ講習会等を開催、あちこちで開催されているわけですけども。町民も含めてですね、子供たちも含めてですね、この食べ物の大切さ、それと環境への配慮ということでですね、これをですね、環境学習のですね、一環として推進したらどうかと考えてますけども、教育長、どうでしょうか。その給食から出る生ごみの処理も含めてですね。 ○議長(川久保勝則君)  教育長。 ○教育長(河野知周君)  学校では、このごみ問題につきましては、十分、それぞれの学校が関心を持って取り組んでおりますが、特に学校給食等につきましては、残滓を出さない、やはり食べさせるということですね、これにつきましては、十分、学校給食指導の一環として取り組んでおりますし、今、小学校・中学校とも非常に少ない。以前に比べますと、もう3分の1も残っていないということで、残ったごみにつきましては、今、そうした生ごみ処理機等もございまして、それを堆肥化しまして、学校の学校園、そのほか樹木の肥料とかというようなものにも使っておりますし、このごみ行政については町のそうした姿勢を生かしながら、学校の教材化、そしてまた、これは子供たちがやりますと、地域、保護者あたりも十分影響がございますので、これを、環境行政の中での教育というのは非常に大きな立場で見ておりますので、体験学習の上からも、子供たちもそれぞれ稲つくり、イモつくりをやっておりますので、堆肥化等も含めながら取り組んでいるところでございますし、今後とも十分進めていきたいと思っております。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  次に、ガラス瓶等のリサイクルについてですが、ガラス瓶、ペットボトル、缶類は私も処理場へ見に行きましたけども、随分整備されておるようでございます。先ほども話に出ましたけど、紙はごみステーションで回収をするということになっておりますが、この紙の再利用ちゅうのは物すごくあるんですよね。例えば、卵のパック、紙箱、板紙、段ボール、トイレットペーパーなど、製品にする、この製品ちゅうのはエコ商品の開発ということになりますけども。この紙の再利用だけでもですね、その処理場で製品にするということをしていただきたいなあと思っておりますけども、その紙の再利用、エコ商品の開発等はどうでしょうか。紙に関することだけでよろしいですから。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  お答えを申し上げます。  前もそういう質問があったと思うんですが、やはり効率化を考えなければいけません。よく言われる「民にできることは民に」と。ここでやって非常に効果がある、または採算が合うということになりますと考えていきたいと思っております。ごみにつきましては、全体の目標を定めてやらないといけません。今まで、特にこの2年間、3年間ほどは広域連でつくるのか、RFにするのか、二転三転してまいりました。目標が非常に定めにくかったわけでございますが、今後、その目標が定まりましたし、この前から申し上げておりますように、ISOの環境に取り組むということの中で、住民の皆様にお願いする部分、町がやる部分、きちんと分け、また環境に対しましては一番の配慮を図っていきたい。今後、一年間、大変皆様方にお願いをすることになろうかと思いますが、よろしくお願いをしたいと思っております。 ○議長(川久保勝則君)  3番、新井君。 ○3番(新井政博君)  次に、バイオマスの利用についてですけども、バイオマスは、非常にまだ難しい段階にあると私自身も認識しておりますが、これを使うメリットは地球温暖化防止にあると私は考えております。私たち「時津町環境を考える会」でも、町の産業振興課、また都市計画部局に協力を得ましてですね、菜の花の種、これは国産のキラリボシという品種ですけども、里親を募集したりしてですね、我々も町内6カ所に種をまきました。菜の花を栽培することによって、大気中に排出されたCO2を吸収し、効果があるということは既に全国でも保証されているわけですけども。菜の花を植えることによって。 ○議長(川久保勝則君)  発言中ですけれども、時間がなくなりました。 ○3番(新井政博君)  以上のように、リサイクルセンターの、すんません、よろしくお願いします。  じゃ、これで、途中ですけども終わります。  ありがとうございました。 ○議長(川久保勝則君)  以上で、3番、新井政博君の質問を終わります。  暫時休憩します。              (午前11時06分 休憩)              (午前11時25分 再開) ○議長(川久保勝則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次は、8番、中村貞美君。 ○8番(中村貞美君)  こんにちは。  始める前にですね、一昨日ですかね、時津町で生涯学習の集いがありまして、小・中学生によるですね、少年の主張大会がありました。町長初めですね、各関係各位の皆さん、お疲れさまでした。私自身も、久しぶりにですね、少年の主張を聞きまして心洗われてですね、本当に小さい小学生がですね、時津町をこんなに思ってるのかという思いでですね、大人として本当に恥ずかしい思い、また初心に返らせてていただきました。それでは、その思いをですね、きょうは皆様に、管理者の皆様に訴えたいと思いますので、純な気持ちでですね、受けとめて100%回答をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、先に通告しておりました「第4次時津町総合計画」について質問させていただきます。  この第4次時津町総合計画は、平成11年度に行った住民アンケート調査をベースに、平成13年度から22年度までの10年間を計画期間として策定されました。ことしは、その中間点で、基本計画の見直しの年となっております。見直しに当たっては、町民5,000人へのアンケート調査も終え、現在は総括の段階に入っていると思いますので、その内容についても後でお聞きしたい。  さて、今回、私が伺いたいのは、第2章、「分野別基本計画」の中の2、「自然豊かな うるおいのある生活環境づくり」の中で、「うるおいのある空間づくりの景観」について伺いたいと思います。  本町でも、少しずつではありますが、崎野自然公園、文化の森公園、ウオーターフロント公園等々整備されてきました。また、来年度からは第2土地区画整理事業も工事着手の予定になっています。今こそ、本町がですね、景観に対して本気になって取り組むときが来てるのではないでしょうか。  この総合計画の基本方針では、「本町の豊富な景観資源の保全と積極的な活用を図るとともに、地域が一体となった美しい町並み景観の創造に努め、魅力と誇りに満ちた地域景観の形成を進めます」とあります。また、主な施策では、イ、住民、企業、行政が一体となった景観形成推進組織の設立。ロ、町内での横断的な景観形成推進体制及び職員の意識啓発。ハ、集落単位などでの景観形成組織の育成。ニ、地域の名所となる並木や緑地景観づくり等の景観整備等々が掲げられておりますが、この計画からすると、本町の取り組みは少々おくれているのではないかと思っております。  そこで、次の点について伺いたい。  まず、最初に住民アンケート調査について。  1、全体の回収率と年代別の回収率は。2、住民の要望が多かった事業は。3、景観に関する要望の内容はということで質問したいと思います。  次に、2点目に、「うるおいのある空間づくり」の主な施策の中の、先ほど読み上げました「イ」から「ニ」について、現在の状況と今後の取り組みについてのお考えをお聞きしたいと思います。  2、景観形成地区の指定と景観条例づくりの考えはあるのかどうか。  3、県の美しいまちづくり重点支援地区制度があるが、利用の考えは。  4、町道の街路樹の未整備地区の整備の考えは。本町は、大体町道は街路樹が植わっておりますけれども、私の居住してます左底のですね、中から上地区にして、1本もですね、街路樹は植わっておりませんので、その辺を伺いたいと思います。  以上、2問について質問いたします。  よろしくお願いします。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  それでは、お答えを申し上げたいと思います。  まず、住民アンケートの結果でございますが、5,000名の方に抽出をして発送をさせていただきました。回答が、1,366件でございました。回答率は27.3%、ちょっともったいないような気がいたしております。年代別の回収を見ますと、20代が8.2、30代が16.0、40代が14.6、50代が22.5、60代が20.7、70代が16.5というふうになっております。20代が、少し半分ぐらいで低かったわけですが、あとは余り変わらないというふうに思っております。  住民の方の要望が多かった事業といたしましては、一番最も多かったのは「犯罪のない安全で安心なまちづくりをお願いをしてい、望む」という声でございます。これが、約60%ございます。近年の凶悪犯罪の発生等による安全意識が高まっているというふうに受けとっております。次に多かったのが、「バス等の公共機関の充実」を43%の方、「産業振興、雇用の場」、これも大体同じ43%程度。「国内外との交流、国際化の推進」については3.7%と、大変低くなっております。「コミュニティの充実」も、これは地域活動する、それから「集会施設等」につきましても3.5%、回答が少なくなっております。  今回の結果と平成12年度に実施をいたしました結果を比較をいたしますと、最も多かった、12年度に最も多かったのが「道路の整備」ということでございます。これが18.8ポイント減少をいたしております。次に多かった「福祉の充実」が13ポイント減少になってます。また、「ごみ、し尿の処理の充実」というのが9.6ポイント、「水道・下水の整備」が7.1ポイントと大きく減少、要望事項からの減少があっております。この5年間に幾らか整備が進んだのではないかというふうに受けとっております。逆に、「市街地、商店街の整備」につきましては12.6ポイント、「産業振興、雇用の場の拡大」は、6.6ポイント増加という形になります。  「景観に対する要望」につきまして、大きなポイントではありませんが、内容といたしましては、「環境・景観の保全」「街路樹植栽の整備」、ごみの、この前、子供たちの意見にもたくさんありました「ごみの散乱」についてのもの、「公園の新設及び整備」等が項目としては挙がっておりました。  次に、うるおいのある空間づくりについてでありますが、1問目にございます基本方針の「イ」から「ニ」についてであります。  見直しの作業を実施している中で、「イ」から「ハ」につきましては共通する部分がございます。現在の状況と今後の取り組みについて、お答えを申し上げたいと思っております。  イ・ロ・ハのそれぞれの計画につきましては、現在、当然、目標達成には至っていないところでございます。このことにつきましては、具体的目標に基づく地域等を指定をして、企業、住民、行政等が一体となって、その魅力的な景観を残し、育てるためのシステムづくりというふうに大きく言葉としてとらえてございます。これには、イメージといたしまして、古い町並み、今ある町並みを残すということと、それから新しい町並みをつくる中でまちの色を出していく、そろえていく。電線の地中化等もございましょうし、いろんな大きなことも考えられます。これにつきましては、制度等を設けて、当然、資金的な手当も必要になってくるものであります。  この前、少年の主張でもございましたように、今、取り組んでおります環境美化につきましても、これの大きな要素ではないかと。今、できることをみんなでやっていくというふうに子供たちもとらえておりました。そういう大きな要素であると考えております。各地域の住民の皆様に支えられまして、花いっぱい運動は目に見えて進んでいると思いますし、散乱しているごみの量も随分減ってきたようにとらえております。  特に、本町におきましては、区画整理・ごみ処理等、経常経費が増加をすることが予測をいたしておりますし、行財政改革による税源移譲の問題、それから交付税のカット、これにつきましても、いわゆる三位一体の改革ですが、全く先行き不透明でございます。第4次総合計画の後期に当たる今後の5年間につきましては、大変慎重に財政上は対応していく必要があろうかと思っております。その中で、先ほど指摘がございました、今から取り組みます区画整理におきましては、景観等につきまして、町がやりますので、配慮をしてまいりたいと思っております。  目先で整えたいと考えておりますのは、竹林の整備がもう少しできないか、セイタカワダチソウを撲滅をしたい、それから野田・左底の堤の周りの整備、それから中山ダム等の環境整備等がもう少しできないかということは考えております。それに先立ちまして、今、財政改革の中で余剰を何とか生み出し、今、公共施設の整備の方をやっておりますので、その後に、こういうものについて取り組みをしたいというふうに望んでいるところでございます。  次に、「ニ」の地域の名所となる並木、それから緑地の景観づくりについてでございますが、文化の森公園には約140本の桜を植えております。本年2月に供用開始をいたしました神崎緑地公園につきましても、昔、この地域には松の木があったわけでございます。そういう意見を取り入れて、桜と松を植栽をさせていただきました。ウオーターフロントと一体となった公園として、将来的には本町の桜と松のさらなる名所になるんではないか、憩いの場になるんではないかと思っております。  今後の取り組みといたしましては、先ほども申しましたが、区画整理事業の中で、祐徳稲荷神社に茶の本公園を設置をいたしておりますが、これにつきましては、現存しております桜をできるだけ保存をしたいというふうに思っております。  また、区域内の西時津左底線におきましては、車道の両サイドに4.5メートルという歩道空間ができることになっておりますので、電線類の地中化により、すっきりした町並み、それから高木による緑の空間の創造に努力をしたい、そのように準備をしているところでございます。  次に、景観形成地区の指定と景観条例づくりの考えについてでありますが、この制度につきましては、都市、農村、漁村等における良好な景観の形成を図るということで、景観計画の策定、それから景観計画の区域、景観地区等における規制等、所要の措置を講じるものでございます。一般的には、景観形成地区を指定する場合、あらかじめ、その地区の住民、それから利害関係人の意見を聞かなければならないというふうになっております。さらに、建築物の新築・増築・改修の行為につきましては、建築確認申請時前に届け出が必要となる等、都市景観の形成に影響を及ぼすおそれのある行為が制限されることになります。  しかしながら、本町におきまして、歴史的、文化的価値の高い町並み、それから観光資産、景観資産が希少な状況からしますと、むしろ開発や区画整理等から生じる新しいまちづくりにおきまして、状況にあわせた地区計画制度を作成をいたしまして、景観保全を図る方法があるのではないかというふうに考えます。  また、住宅地として新しく開発された団地においては、地区計画を積極的に取り入れております。その地区の実情に応じて、ルールを定めているところであります。一つの例として、垣、または柵を設置するときのルールで申しますと、高さ50センチメートルを超えるコンクリートブロック等で、見通しが不可能な構築物を設置をしてはならない等を規定をして、その団地内で交通安全や圧迫感のない空間づくりをしていただくようにしているところであります。また、屋根及び外壁については、落ち着いた色彩を使っていただき、環境に調和したものとすることということも規定をいたしております。  このような地区計画を策定をするということは、良好な市街地環境を保全をして、都市景観の向上を図るということでございます。ゆとりのある空間の中で、快適な生活ができる住みよいまちづくりを推進することが目的であります。  また、うるおいのある空間づくりの一つといたしましては、御指摘のありました緑の基本計画がございますが、長崎県下では、現在、4市が策定しているというふうにお聞きをいたしました。基本的には、本町といたしましても同様の考え方で取り組みをいたしているわけでございますが、まず環境美化に力を入れながら、先ほど申しました竹林整備等々を積極的に推進をしていきたいと思っております。  次に、県の美しいまちづくり重点支援地区制度の活用ということでございますが、この制度は、平成15年4月1日に施行をされました「長崎県美しいまちづくり推進条例」の中にある施策の一つでございます。  この制度は、美しいまちづくりの必要性と実効性の高い地域において、市町村が住民の参画・協力を得ながら実施をする「まちなみ整備事業」を、計画策定から実施整備まで重点的に支援をするという事業であります。この景観づくりを進める合理的な目的は何か、本町の中で当てはまる地域はあるのか等、調査・研究をいたしているところでありますが、今のところ、この制度を利用できるのか非常に考えているところでございます。  ちなみに、県に現在の状況をお聞きをいたしているところでありますが、平成22年度までに、10地区程度を対象として認定の計画というふうにお聞きをいたしております。現在までに5カ所が認定済みで、4カ所が認定予定、1カ所が検討中ということで、予定の10地区につきましては、古い町並みを残しております対馬とか、何点か御承知のところがあろうかと思いますが、予定の10地区につきましては、ほぼ確定をしているというふうに県からの報告がございました。  次に、街路樹が未整備である左底中地区から上地区までの整備についてでありますが、街路樹を含めた植樹帯には、良好な道路交通環境の整備、沿道における良好な生活環境の確保、また、都市部の良好な公共空間を形成する働きがございます。道路構造令で第4種の道路、つまり都市部の道路につきましては、歩道幅員に応じて街路樹等の植樹帯を設置するように定められております。都市局所管の事業で整備を行いました街路につきましては、入舟橋から時津中学校の間を除くすべての街路に設置をいたしております。ただ、町道左底横尾線及び、現在、施工中の日並左底線につきましては、第3種の道路ということに定められております。  街路樹を設置する場合、道路構造令を遵守する必要がございます。歩道の有効幅員は、最低2メートル、街路樹等の並木を設ける場合は、この幅員に1.5メートルを追加するようになっております。このため、左底横尾線につきましては、歩道幅員が3.5メートル以上ございます国道交差点から給食センター付近までの間には街路樹を設置をいたしているわけでありますが、給食センターより上側の歩道幅員が2.5メートルというふうになっております。そのため、狭くなっているために設置をいたしていないということであります。  また、植樹マスは木の種類にもよりますが、基本的には6メートルから12メートルの間隔で設置をするようになっておりますので、この間隔で植樹をいたしますと、約350本の街路樹が必要になります。これによる歩道の有効幅員は1.5メートルというふうになります。  また、この左底横尾線に、隣接して高齢者のための左底老人センター、鳴鼓小学校、青雲中・高校がございますので、小さな子供さんから高齢者の方まで、歩行者も大変多うございます。また、シニヤカー等の使用も多いところでございましたので、歩行者の安全な通行を確保するために、車の乗り入れ口等の改善も最初に行ったところでございます。  また、上地区につきましても、道路築造の際、できるだけ自然を残すという考えのもと、山を切ったのり面にはコンクリートの吹きつけ等の工事はせずに、岩盤緑化等による緑を残す工夫をさせていただいたところでございます。これらのことを考慮いたしますと、今の道路の状況の中では、街路樹の設置は難しいということを報告をさせていただきたいと思います。  以上であります。 ○議長(川久保勝則君)
     暫時休憩します。              (午前11時45分 休憩)              (午後 1時15分 再開) ○議長(川久保勝則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  8番、中村君、再質問をどうぞ。 ○8番(中村貞美君)  飯を食うたら忘れてしまいました。それじゃ、午前中に引き続き再質問をさせていただきたいと思います。  まず、最初にですね、アンケート調査の再質問をさせていただきたいと思います。  大体わかるわけですけれども、町長も申しましたように、全体の回収率がですね、5,000人のうち1,366人、27.3%、有権者にしたら6%しかないんですよね。それで、ちなみに平成12年度のね、住民アンケートはですね、83.何%ぐらいなんですよね。2,000人に配布をしてですね、1,669、今回のですね、1,366よりですね、多い回答を得ている。83.5%、回収率が。この辺をね、町長どのようにとらえておられるのかちゅうのをね、お尋ねしたかったんですけど、さらりとね、言われました。  そして、特に私が気になるのは、若年層ですね、20歳から29歳、前回はですね、17.3%の回答率だったんですけど、今回8.2%。また、30代は、前回16.5で今回16と。40から49というところが、21.1%だったのが14.6と。一番ですね、やはり時津町を今から支えていかなければいけない人たちがですね、本当にていたらくでですね、このような数しかね、出てないということがですね、非常に私は残念でなりません。それは、やはり町民だけにですね、責任をね、負うんじゃなくて、やはり我々行政、議会のね、責任ある方々も、やはりそういうものに対してですね、かかわりを持っていかなければね、今後の時津町はですね、やはり繁栄していかないんじゃないかなと。関心がないちゅうのはね、関心の関ちゅうのは、かかわりなんですね。今の若者が一番不得手とするですね、人と人とのかかわりとか、組織とのかかわりとかね、やはりかかわりたくないと、自分一人で何でもね、こなしていこうと、またできる時代になっております。その辺がね、その辺をどうですね、やはり行政と私たち議会のね、町民の代表として、やはり今の時津町に在住しておられる若い方々に対してですね、関心をつけてさせていくかということは、一番大事じゃないかなと思います。  そこでですね、やはり町の職員でも若い人がおります。ここは課長以上ですけれども、町内在住の方とですね、町外から来られている職員の方とのね、比率、どのくらいぐらいになっているのか。また、先日ですね、ウオークラリーとか、そういうのも町長を中心にね、されてるみたいなんですけれども、そういうところにもやはり町の職員とかですね、どれくらいぐらい参加したり、町民もね、意識を持ってるのかと。現在の状況と今後の取り組みの中で、町内での横断的な景観形成推進体制及び職員の意識啓発というところをやっていくと、基本方針ではですね、うたっているわけですけれども、その辺をですね、どのようにですね、職員に対してもですね、この時津町に対してですね、関心を持たせようとしているのかね、その辺をまず第1点ですね、お尋ねしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  総務課長。 ○総務課長(浦川裕水君)  ただいま、職員に関する御質問でございますので、総務課の方からお答えをしたいと思います。  ただいまの質問の中で、どの程度の職員が町外から来てるのかといった御質問もございましたけれども、きちんとした数を数えておりませんので正確な数字が答えられませんけれども、3割か4割が町外者ということで認識をしております。あとが、町内在住者ということで、それぞれの職員におきましては、各地域でも積極的に参加をして、地域行事等を中心になって頑張るようにという指示は町長の方から出ておりますので、それぞれが各地域でも頑張ってもらってるんだろうと、そういうふうに考えております。  それと、庁舎内におきましても、いろいろな大きな問題等が発生をしますと、各課代表というような形でプロジェクト等を組みまして、全体の中からいろんな行政課題というものがございますけれども、そういったものをいろんな側面から検討をしながら、一つの結論を導き出していくというようなことも常々行っております。  そういったことから、参加している職員につきましては、横断的な考え方といいますか、専門的な考え方ももちろん必要ですが、そういった大局的な見地からの考え方といいますか、そういったものも努めて養っていくというようなことで心がけながら参加をさせているというところでございます。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  残りの問題につきまして、お答えを申し上げたいと思います。  今、特に御承知のとおり、夏まつりの実行委員会、あわせて産業まつりの実行委員会の委員長は町長がした方がいいだろうということで、就任以来、務めております。従前と比べますと、その祭り等々にかかわる職員の数というのは、非常に多くなっておりますし、ある面では割り当てられる部分もあるんですが、気持ちよく参加をしてくれているという状況は、御承知のとおりであろうかと思っております。  また、環境につきましても、いわゆる、役場の玄関口の掃除も手分けをしてやるということでやっておりますし、年に2回程度は互助会から呼びかけをいたしまして、町内の見回りをやります。あわせて、植栽についても、園芸クラブというのが任意で、これも活動してくれてまして、夏の休み等にも水やりに来たり、特に役場周辺につきましては積極的にやっていこうという姿勢は出てきたんではないかな、そのように思っております。 ○議長(川久保勝則君)  8番、中村君。 ○8番(中村貞美君)  徐々にはね、意識啓発もできてるということです。今、長崎でもですね、去年ぐらいからですか、さるく博をですね、して、去年、ことしがそういうプレイベントをしてですね、市民も長崎市内のですね、そういう名所・旧跡等、また隠れたですね、そういう史跡等をさるきながら、自分たちのまちをですね、再発見していこうということで企画されて、来年の4月から10月までですね、さるく博が開催されると。住民自体も、全国に発信をしてですね、長崎に来てもらうというような考えもありますので、やはりですね、土・日休みのときにですね、やはり我々も含めて、時津町内をね、さるいて、やはりそういう時津町のね、いいところをもっともっとね、再発見しながらですね、だれも来てですね、「本当に時津町はいいまちになった」と言われるようなね、そういうまちにしていけたらいいんじゃないかなと思います。  それと、1点目のですね、組織づくり、また、このプラン4のですね、基本計画等たくさん載っておりますけれども、現在ですね、できるだけ職員を少なくしてですね、経費節減しながら頑張っているって町長いつも言ってますけれども、やはりそれはそれでいいわけですけれども、この計画のですね、プランとなるですね、各事業の項目がどれくらいぐらいあって、どの課がどういうものをやってるのかと。また、今、私が質問してる、この景観についてですね、何課が中心になってやってるのかと。これ12年に策定してですね、今はちょうど5年目、中間点に来てアンケート調査等もしてるわけですけれども、それまでのプロセスがね、どのようになってるのかというのが、全体像として見えてこないんでですね、この総合計画のですね、全事業のですね、事業の数とか、どこの課でどういうものをやってるとかね、そういうのがあるのかどうか、実際ね、プランが。「金がないからできんできん」て言うだけじゃなくて、一応、この基本構想に掲げた以上はですね、時津町としても、こういうものを将来やっていこうと思ってるわけですので、何らかのですね、足跡があると思うわけです。その辺の基本的なところのね、ソフト面でのプランができてるのかどうかというのをね、特にこの景観について質問をしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  それでは、総合計画の方の担当をしておりますので、企画課の方から説明をさせていただきたいと思います。  総合計画の方には、基本構想、それから基本計画、それから実施計画というふうなのがございます。それとは別に、先導的な計画としまして、新世紀プランというふうなのがございます。今、御質問があった部分については、基本計画並びに実施計画のところに相当するかと思います。  基本計画につきましては、全項目で594ございます。これにつきましては、平成17年度が5年目に当たりますので、後期の見直しというふうなことで、今、事務を進めているわけでございますが、現在、各課の進捗状況等のですね、アンケート調査、それからヒアリング、そういったところを行った段階の件数でございますが、継続事業が481件、何らかの事業を起こしているという意味でございます。それと、完了項目が37項目ございます。これを合わせますと、全体の87.3%が取り組んでいる内容になっております。  なお、いろいろな事情等がございまして、76項目が現在未実施というふうなことになっておりまして、これが12.7%になっておるところでございます。  なお、実施計画につきましては、こういった基本構想を目標としまして基本計画があるわけですけども、それを具体的に予算化する段階の計画というのが実施計画に当たるかと思いますが、これについては各課の方で事業を組み立てまして、事業評価等をですね、行いながら、予算等も含めましてですね、検討をしているというふうな状況でございます。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  総務部長。 ○総務部長(梅津 忍君)  補足して説明させていただきます。  景観整備といいますのが、独自のその施策としてですね、これが全体の大きな計画ということではなくて、各道路とかですね、河川、それからいろんな基盤整備の中で、それをきちっと機能を果たしていく上で、合理的なその景観を、心地よい景観を、何といいますか、整備をするということで、いわば附随したような施策でございますので、この景観施策事業に対して、その基本構想もですが、そういうとこをきちっとしていくというような課とか、そういうところは今のところ大局的には持ってないというのが現状でございます。そうかといって、その景観施策事業をしないということではなくて、今までも十分やっておるわけでございまして、逆にですね、やり過ぎて不評を買った事例もあるわけなんですよ。そこの役場の前のですね、石ですね、ああいうのも最初はいいということでしたんですが、せっかく整備したアスファルト道路をですね、また、ほかの地区はほとんどそういう事業が、道路もきちっと整備されてないのに、せっかくつくったのを取り壊して景観を優先させて、むだ遣いじゃないかと、そういう声も出てきたわけですね。今まで国道につきましても、そこの古川橋までは最初は街路樹なんかは植わってなかったんですよ。今は、もう久留里10工区近く、8工区近くまで、8工区の入り口まで道路が整備されておりますが、あそこにも街路樹がないと。本当は、あそこは、町長の答弁にもありましたように、歩道が2.5メートルなもんですから、本来は、国道の整備事業の中では街路樹はされてなかったんです。それを余りにもパチンコとかですね、パチンコ屋とか、そういうのが景観を台なしにするというようなことで、別に要望して植えてもらった経緯もございます。ですから、その景観事業というのがですね、総枠的に大きな施策としてあるというんじゃなくてですね、基本的な都市基盤の整備をしていく中でですね、きちっとそれを機能を果たせるようなことをつくっていくこと自体がですね、景観整備に変わっていくという考え方で進めておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  8番、中村君。 ○8番(中村貞美君)  大局的には持ってないということですけど、やはりどこのですね、自治体、長崎市、大村市とですね、景観条例をつくってますけど、やはり時間がかかるわけですね、これには。そのためにですね、やはり、ここにも項目に挙がっておりました集落単位等での景観形成組織の育成とかね、そういういろいろな緑地、景観づくり等の景観整備とか、そういうですね、ヒアリングとか、ワークショップ等をですね、やはりね、なぜしないのかというわけです。中心部だけよくなって、端々はね、全然フォローはされないと。特に、子々川の方たちはね、やはりいつも苦情を言いますけど、「そんなら町に言え」ということを言ってるわけですけれども。  だから、そういう各、時津町の各自治体にでもですね、ワークショップの回数をですね、各会場を開いてですね、いろいろね、意見をね、交換すればいいわけですよ。その辺も、さっき言われた景観づくりのですね、条例の中に基本計画を持っていくためには、そういうワークショップをせんばいかんちゅうことだって条例でうたってあるわけでしょう。だから、その辺をね、徐々にしよれば、やはりすぐ時津町が第2区画整理で、中央区画整理をやるときに時津街道も入っとるし、こういうね、史跡の重要な場所を区画整理をしますと、それとあわせて景観条例もつくってますので、補助金をね、出してくださいよと、まちづくり条例だってあるでしょう。アドバイザーだってですね、県にはあるわけですよ。そういう面をね、なぜしないのかと。そりゃ大局的立場でやってもらわんと、ちょこちょこやったってね、うまくいかんわけですよ、そういうふうで。言われたところだけきれいにするとかね。だから、その辺をですね、今、やはり第2区画整理で10年かかるという話も聞いております、15年かかるか知りませんけれども。だから、大村市もね、聞いたら、こういうね、景観条例、立派なのできてますよ、ね。「簡単にできたとね」ちゅうたら、「10年かかりました」と、同僚議員からね、言われました。本当にね、やはりそういう地道なね、そういうヒアリングとかワークショップとかね、やっぱりせんばいかんことをしながらね、やっぱり進めていかんと、企画課だけじゃね、どうしてもできないわけですよね。  なぜ私がこう言うかというと、本当にじげもんで時津に生まれて時津に育ってですね、本当に時津の昔から、いいところ悪いところをね、見てきました。昔はね、中山公園、桜があって夜桜に行ったり、きすご茶屋とか花火大会があったりとかね、神崎では中学校のときには、クラブんときにあそこまで走っていってね、あの芝生の上で寝転がってね、将来の夢を語ったりとかね、いろいろさせてもらいました。今、そういうのがね、ないわけですよ。ここにおられるじげもんの皆さんたちはね、そういうね、状況をね、よく理解されてると思うんです。今の職員の若い人たちは、それがね、全然わからないわけですよね、塩田の跡とかね、中学校のとこありましたよ。そういうものをね、やはり、町長もその恩恵に預かっている一人としてですよ、僕らもあと何十年生きるかわかりませんけれども、やはり生きてるときにですね、そういう昔のわかってる人たちが今おられるところでね、そういう景観を残してですね、やっていければなと思ってですね、ちょうどいい機会じゃないかなと、本気になって景観に取り組むときがね、来てるんじゃないかなと思って、私、このようにですね、今、質問を取り上げてるわけです。  だから、そういうわからない若い職員の方々に対してでもですね、そういう時津町のそういうウオークラリーとかありますので、もう全職員を引き連れてね、お偏路さんじゃないけど、何十何カ所回りじゃないけど、そういうね、時津の史跡を見て回るとか、そりゃ議員も含めてね、やはり自治会の方も含めてね、もう一回、時津町を再発見しようという形でですね、そういうもの等もね、企画されれば、皆さんもね、どんどん乗ってくるんじゃないかと思うわけです。  やはり、こういうですね、アンケートにしても、これもやはり調査をしてもですね、このシンク長崎と、財団法人とかね、立派にまとめてますよ。きれいにね、もう非のつけどころがないぐらいに分析もしてます。しかし、それをね、だれが実施するのかと。だったら、ここにおる私たちがね、本当にプランを出し、住民の皆さんにですね、公開しながらですね、時津町をこうやっていこうということをですね、指し示していかんとどうしようもないと。そういうですね、もうすべてをコーディネートするですね、人がいないと。役場でですね、ある程度青図をつくっていただいて、そして、そういうワークショップをね、各地区で何回もしながらですね、やはり皆さんの意向をね、意識を高めてやっていければいいんじゃないかなと思いますので、その辺について、町長、見解をお願いします。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  お答えを申し上げたいと思います。  やってないというふうに非常に聞こえるわけでございますが、例えば、先ほど申しましたように、国道が206号が整備されるときに、久留里地区の方をお入りをいただいて、どこにどういう段々をつけたら、ここに花を本当に植えていただけますか、ここの空き地は公園にしましょう、例えば、西彼杵郵便局の裏の草ぼうぼうしとったとこもそうでございます。大体、整備が終わりましたので、ここの空き地はどうしましょうということで、お年寄りの方が散歩をするときに、ちょっとでも座れる場所があればいいのかということで整備をさせていただきました。各地域におきましては、地域内のいろんな団体の方が、当初申しましたように、環境美化につきまして大変努力をしていただいておりますし、どこの地域に行きましても景観を大切にし、ちょっとした土地を利用し花を植えていただいている。こういうものにつきましても、非常にそういうものがある面じゃ見られてないのかというふうに聞こえるような御質問ではないかなと、私は思っております。これは、日ごろ汗をかいていただいている方に対して、私は感謝の意をここであらわさなければなりません。そういう意味で、ちょっと申し上げをさせていただきました。  景観等々につきましては、そういう形で、大きな議員おっしゃるようなプロジェクトというのは、今後、必要になってこようかと思いますが、そのプロジェクトを立ち上げる材料がなかったということは言えると思います。ただ、今、中山公園がなくなった、塩田の跡が、何がという、そのかわりは文化の森が配置をされましたし、ウオーターフロントも整備をされました。昔あった松並木の景観を取り戻したいという、これも地域の要望に基づきまして御意見を聞いて、植栽につきましてもさせていただいたと、そのように思っております。どうしてもまちが変貌をしていく中で、昔のものをそのまま、私たちも中山公園なんかは非常に懐かしく思いますが、残念ながら、今、ございません。もう一つの名称でございました祐徳稲荷神社を、これは何とか残したいというふうに思いまして、あそこも当然減歩の区域に入るわけでございますが、町でその地域を買い上げるといいますか、保留地をもって整備をしたい、そのように考えております。そういう、今後、そういう環境、いわゆるCO2の環境だけではなくて、ごみの環境だけではなくて、都市基盤も含めた環境、教育の環境、人権の環境等も含めた環境ということで、14001に本町は取り組むことといたしております。  特に、この二、三年につきましては、合併協議等々がございましたので、町独自の施策というのが非常におくれた経過がございます。それも取り戻さなければなりません。そういうことを含めまして、新年から取り組む予定にいたしておりますので、その中でいろんな御意見をいただきながら作成をしてまいりたい、そのように思っております。 ○議長(川久保勝則君)  8番、中村君。 ○8番(中村貞美君)  年の瀬も迫ってですね、私の言い方もちょっと急やったかもしれませんけれども、やはりですね、もう吐き出すもんは吐き出して新年度を迎えたいという気持ちがね、あらわれているんじゃないかなと思います。悔いのないですね、質問をして終わりたいと思います。  今ですね、文化の森も挙げられました。私もですね、この間、先月の土曜日ですかね、ウオーターフロントもできましたし、土曜に午前中にですね、散歩がてら、ずうっと歩いてみました。ウオーターフロントもですね、波打ち際なんか、石なんかですね、積んで、港もですね、澄むようになってですね、非常に子供連れでもですね、遊んでおられましたけれども。あそこをずうっと行きよって、神崎の花、先ほど言いましたけどね、神崎公園もあるちゅうことだったんですけど、どこに神崎公園ってあっとかなあて、ちょっとね、思いましたけど。あの神崎のあの神社の前が神埼公園ということでね、本当に言うことが小さいなと、もっと大きいことをね、やっぱり言っていただきたいなあと思いまして、この基本方針でもですよ、本町の豊富な景観資源ということがありますけど、どこがね、豊富でね、どこをどがんしようとかというのがね、全然わからないわけですよ。私が、今回、提案しますけども、先ほど言いましたように、中学校時代はね、本当に神崎の公園でね、いろいろ別荘でですね、遊ばせてもらいました。  そういうことで、文化の森は町有地ですけどね、大体が。しようと思えばどがんでもできると思いますけれども、神崎のあの山ですね、あそこは時津町の各自治体がね、子々川を除いてほとんどですね、望めるところじゃないかなと思うんです、頂上に行ったらね。それで、やはりあそこは桜の木もありますし、下はですね、来年当初に出初式等で、あそこをね、通っていきますけど、赤道がありますけど。これも整備されてませんよね。だから、あの山をですね、民有地ですけれども、何とかね、ならないかなと、やはり考えてる一人なんです。  この間、11月のその、とある土曜日に、何とか所有者の方にもですね、会いたいなあと思ってね、散歩がてら見に行ってたら、たまたまですね、その所有者の方がごみ拾いをされてるわけです、あの海岸べたをですね。もういつもやってると。本当にね、申しわけないなあという思いでね、やはり小さなごみをね、海とか打ち上げられたごみをですね、拾ってバイクで持って帰られてありましたけれども。それで、ちょうどよかったということで、立ち話をちょっとさせていただきましたけれども。どうでしょうかと、こうこうで、私、12月にね、一般質問をしたいということに対して、やはりもうね、きれいにしたいのは山々だけど、年もとってるしお金もないしね、きれいにできないというわけです。だから、やはり町がですね、時津のやはり一番の中心街のですね、一番憩える場にね、なる場所ですので、寄附してもらえれば一番いいかと思いますけど、そうもいきませんので、やはり借地でですね、全員でですね、公園化してですよ、皆さんに憩える場をつくって、進めていく中でですね、所有者の方もね、「もうやります」とか言うかもしれんし、「買ってください」と言うかもしれんしね、その辺はやはり行政のね、手法だと思うんで、持っていき方ね。本当にこっちが誠心誠意ですね、時津町を愛し、また、そういうね、大事な景観の場所をですね、大事にしようとすればですね、やはり所有者の方も「どうぞ」ということになるわけですよ。その辺をですね、やはり町長以下ですね、考えていただいて、そうなった場合にはですね、税金の問題等もあります。先にもですね、そういうことでぽしゃったちゅう話も聞いてますので、そういうのは、新井君も言うたようにですね、優遇措置をですね、税制をしていただいて、本当にですね、皆さんが本当に「ああよかった」というね、「きれいにしてもらってよかった」と、「自分も安心して死なれるばい」というぐらいにですね、持っていけれればいいんじゃないかと。きのうの、おとといの光源寺の住職さんの話じゃないけどね、やはり寿命はいつ死ぬかわかりません、若くてもね、年とってても。だから、もうやはり私ももうそろそろですので急いでるわけですよ。だから、町長は特にね、その辺をですね、私たちがね、死ぬ前に本当にあの山の上でね、花火大会、ペーロン大会、ね、本当にあそこでですね、もうね、孫ども連れて遊んでね、「ああよかった」というごとですね、していただきたいわけですよ。その辺に対して、もう一回、町長答弁お願いしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  お答えをいたします。  あそこの地権者の方につきましては、私も懇意にさせていただいております。何回も、聞かれたかと思うんですが、そういう面での交渉をさせていただいております。内部協議も、当然した経過があるわけでございます。骨子を申しますと、せっかくあそこがあって、さっき言われましたように、神崎公園というのが、あの一部をどうしても通路上、必要でございましたので譲り受けをして通路をとらせていただいた。残りの三角地を公園になるもんですから、一応、「公園」と名づけているわけでございますが、あそこには水の神様でございます弁財天が祭ってある。これも、地権者の方が、それをきちんとしていただけばお譲りをしようという理解でしていただきました。あの大きな神崎の、昔、別荘地でありました、あそこにつきましてもですね、私の希望でございます。借地料として、税金に見合う分ぐらいの借地料でだめかというお願いもし、で、向こうのただいつまでかという問題が派生を当然してまいります。それに相当のですね、あそこの整備をするのにつきましては、かなりのまた費用がかかってまいります。ぜひ、私としては、あそこはそういうふうにしたいなという気持ちは十分持ちながら、内部協議も重ねておりますが、特に中央地区の区画整理を控えた財政状況の中で、その準備をしてまいりました。  先ほども申しましたとおり、公共施設の整備を優先して、その資金を回してきました。この後、お許しをいただければ、先ほど申しました野田、それから左底の堤の周り、それから中山ダムの周り、さらに先ほど御指摘がありました神崎、あそこら辺につきましては、非常にぜいたく品という格好になるわけですが、議会の御支援を、後押しをいただければですね、そう大きなお金ではありません。予算を組んで、この1年の間にですね、やりたいなという、これはもう私の非常に希望でございます。後は、内部協議が整えば非常にありがたいと思っております。 ○議長(川久保勝則君)  8番、中村君。 ○8番(中村貞美君)  町長もね、前向きの答弁をされましたので、やはりですね、条例づくりとか、そういうとこはね、なかなか難しい部分もあるかと思いますので、やはりその前にですね、さっき言ったように、ヒアリングとか、アンケート調査とかね、ワークショップ等をですね、各自治会で開いて、いろいろですね、そういう景観の意識を高めながらですね、本当にこのアンケート調査でもわかるようにですね、やはり高齢者の方が多いんですよね。アンケートに答えられている方は。ということは、こういう方々は全部じげもんの方がね、やはり多いちゅうことなんですよ。だから、そういうね、景観等に対しても、やはり時津町のことに対してもですね、人一倍思っておられる方がおるということです。だから、ここにも書いてあるように、住民、企業、行政がですね、一体となった景観形成推進組織の設立と、こういうものもね、含めてね、やはりまずは役場内でですね、そういうプランを考えていただいて、そして各自治体でですね、ワークショップ等をしていただければね、どんどんどんどん先に進んでいくんじゃないかと。私も安心してですね、老後を過ごせると思いますので、どうか前向きな体制でひとつよろしくお願いいたします。  以上で、終わりたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  以上で、8番、中村貞美君の質問を終わります。  次に、7番、浜田孝則君。 ○7番(浜田孝則君)  それでは、質問させていただきます。  「農業振興について」お尋ねします。  これは、全国的でありますが、長年にわたる経済不況とともに、農産物の価格の低迷、輸入の増加、施設栽培においては燃料の高騰など、多くの要因が重なり、農家の経営状態は大変厳しい現状であります。また、ことしには県内2社の企業が農業に参入されております。このような状況が重なってくると、時津町には、近い将来、農業者がいなくなるのではないかと危惧されます。この状況を乗り越えるためには、町、生産者、JAが一つになり、新たな農業に取り組むときに来ているのではないかと思います。農業も多くの補助事業等に取り組んでもらっているが、三位一体改革による見直しがされる事業が、今後、出てくるのではないかと思います。  そこで、お尋ねします。  農業者の高齢化、後継者不足の中で、新規就農者はあったのか。平成13年から、農業委員会による西時津地区より始められた農地の1筆調査は現在どうなっているのか、1筆調査の目的は、農地の流動化につながると考えられますが、今後の取り組みはどのようになっているのか。委員会では、今までに農地の流動化でお世話になったことがあるのか、お尋ねします。  以上であります。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  ただいまの御質問につきまして、3点目以降につきましては、農業委員会会長がきょうは御出席でございます。会長の方から答弁をいたします。  さきにいただきました御質問に対しまして、御指摘のとおり、近年の農業を取り巻く現状というのは、農産物の価格の低迷、それから輸入の増加、今年度は施設園芸におきまして燃料の高騰というのが、非常に問題になっております。施設栽培をやめられる方も出てきているという、全国的には大変厳しい状況があるというふうにお聞きをいたしました。  農業振興につきましては、これまで国を初めといたしまして、県、町の各種事業費の補助により農家の皆様方の御支援をしてきております。御指摘のとおり、三位一体の改革によりまして、今年度予算から国の補助事業の見直しが行われております。国の補助事業は、これまで177の事業に分かれております。この補助金の目的に従いまして、七つの交付金に統合・再編をする補助金改革が行われております。この制度改革により、事務手続が大幅に軽減をされ、地域の取り組みの自由度が拡大をするという一面も出てきております。  仕組み転換の概要を少し申し上げますと、まず、入り口の重視から出口重視に変わったということでございました。これは、あくまで事業ごとに定められた細かな要件に合致しているのか、そこを審査をされておりました。そういう事前の審査が、非常に簡単になった。達成しようとする成果目標が事業の目指す方向に合致しているかどうか、計画内容が目標達成可能な内容となっているかどうかだけを審査をするということになっております。そして、事後評価が重視をされます。事業実施後、目標達成ができたかどうかを評価をして、達成できない場合には改善措置を求められるというふうになります。  次に、地域が提案するメニューにつきましても、補助の対象とされることになります。これまでの国が示すメニューの中から選択するやり方から、国のメニューに含まれなくても地域が必要とするものにつきましては、補助の対象になるというふうになります。さらに、各そのメニューの地域間の配分につきましては、町の裁量になる。これまで個別事業ごとに事業申請を受け付けをして交付額が決定をされていたわけでありますが、統合された交付金一体で事業の申請、採択した計画全体に予算が配分されるという仕組みに変わります。  こういう制度の改正に伴います本町関係の事業といたしましては、認定農業者に係る事業補助金が見直されております。本補助金につきましては、これまで農業経営体活性化事業補助金として申請をしていたわけでありますが、強い農業づくり交付金の認定農業者等、担い手育成対策として申請をするという内容に変更をされております。  また、本町農業委員会が実施をしております農地1筆調査事業につきましても、補助金から交付金に変わります。  2点目の新規就農者の状況でありますが、こういう厳しい農業環境下にあって、担い手の対策というのは、本町のみならず、全国的にも農政の非常に大きな課題となっております。新規就農者の状況でございますが、直近の数字で申し上げますと、平成15年度から新規就農者が2名、新規就農法人が1法人、農業後継者が2名というふうになっております。  以上でございます。
    ○議長(川久保勝則君)  農業委員会会長。 ○農業委員会会長(岩永盛雄君)  それでは、私の方から農業振興についてのうち、農業委員会関係についての御質問にお答えいたします。  まず、農地の1筆調査の現状についての御質問でございます。  進捗状況を申しますと、平成13年度より西時津地区から調査を開始し、子々川、日並、久留里、左底、野田と、昨年度までに全体で274字、1万131筆のうち206字、8,480筆の調査が完了しております。さらに、今年度は、元村・浦・浜田地区の調査を計画しており、本年度中に調査完了を目指しております。  この1筆調査でございますが、農地の流動化はもちろんのこと、地域の農業のマスタープラン計画策定に当たっての基礎資料となります。さらに、農家台帳の整備に関する面では、台帳の記載事項は農家の方々の申告によるものでございますが、情報には個人差があり、不明なものもございますので、より正確な台帳の調整に不可欠な調査と位置づけております。  次に、今後の取り組みについての御質問でございますが、町内農地の現状といたしましては、担い手不足や農産物価格の低迷、農地の高価格等により売買による農地の権利移動は余り見受けられず、賃借権による契約が占めるという状況であります。  以上のように、農地の流動化が困難な状況にありますが、農業委員会といたしましては、1筆調査完了後、集計表に基づき各関係機関及び農家の方々と懇談会等を開催し、十分な協議のもと、農地の流動化を推進していく所存でございます。  次に、農業委員会によるあっせん活動により契約に至った件数でございますが、現在までに24件、面積が8万9,161平米と、徐々ではございますが、成果は出てきているものと考えております。  以上をもちまして、答弁を終了させていただきます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君、再質問をどうぞ。 ○7番(浜田孝則君)  委員長が出席していただきまして、ありがとうございます。  この1筆調査についてはですね、大変な委員会の皆さんの御苦労があったと聞いております。ぜひですね、今後、この流動化は大変難しいと思いますけど、こんな時間と労力をかけた、すばらしいものをですね、ぜひ今後の時津町のその町のため、農家のため、これはですね、町のためにもなると思うんですよ。そういうふうにですね、ぜひ生かしていただきたいと思います。  そこで、一つちょっと質問を事務局長さんに、放置農地が多いですよね。それで、農地として1筆調査される中で、それを農地として認められる場所なのか、それを全部農地として挙げられたのか、人力で復元できないものが山林として扱われたのか、非農地証明を、今、出された、出されたかお願いに来られたか、そういう農地とかありますか。 ○議長(川久保勝則君)  農業委員会事務局長。 ○農業委員会事務局長(浜口孝道君)  農業委員会の方で、農地としての台帳が農地であれば、うちの方としましては農地の方としております。非農地証明というのは、余り認められないものでございますので、私は適当でないと思います。で、今までに非農地証明が1筆調査を行った後の、いわゆる山林化、いわゆる今度は遊休化ありますけれども、そういう物件が、非農地証明の証明をしてくださいという物件は1件もございません。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君。 ○7番(浜田孝則君)  ええっとですね、各地で、今、担当課長にちょっとお伺いします。かつて、ふれあい農園とか、今、やっておられますよね、それをですよ、できれば遊休農地とか、その1筆調査後に大型のそのふれあい農園化、規模を大型ちゅうか、もう少し規模を大きくされてですね、そういうふれあい農園なんかをされるような考えはないのか、ちょっとお伺いします。今、それでやっておられるような、ふれあい農園は何カ所ぐらい町内にありますか。 ○議長(川久保勝則君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(岩永 勉君)  お答えをいたします。  終わりの方の御質問ですけども、ふれあい農園のカ所数ですけども、1カ所、浜田地区で開設をいたしております。区画数が、59区画でございます。  それと、あと前段の御質問の少し大型のふれあい農園を設置を考えたらどうかということでございます。  実は、農業関係も制度改正があっておりまして、構造改革特区で株式会社が農業に参入したというのを御存じかと思いますけど、それと関連する部分もあるんですけども、市民農園の特区というのがございましてですね、従来までは市町村と、それから農業協同組合だけが開設をしたいということで限定をされとったわけですけども、今回、いわゆる一定要件を満たせばですね、株式会社等の、あれNPO法人ですか、NPO法人とか、農業者個人でも、そのふれあい農園を、市民農園を開設できるというような制度改正もされております。これは、農業をきちんとやりますよという協定を市町村と結んで、そしてやっていただくと。そして、その協定どおりやらない場合は解除すると、そういうふうな制度改正もなされております。  今後、高齢化が進んでまいりまして、従来のような面積も栽培もできないというような事態もどんどん起きてくるんじゃないかなあと思いますので、今後は、農業者御自身が、そういった農園の開設ということも考えていってもらう必要があるんじゃなかろうかと思っております。  実は、この制度改正につきましては、ことしの9月末だったと思うんですけども、農業委員会、それから農業委員会OB会、それから認定農者会の合同研修会を開催をいたしましたけども、その研修会の折に、農業委員会の事務局長が、その内容について説明をさせていただいたところでございまして、今後も機会あるごとに、こういった制度改正についての認識をしていただきまして、自分の農地の活用についてぜひ検討をしていただきたいと思っているところでございます。  したがいまして、一応、本町といたしましては、今後、町が主体でのふれあい農園の開設については予定をいたしておりません。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君。 ○7番(浜田孝則君)  町主体ではですね、僕もしてもらいたいとは思わないんです。ただ、農家がですね、農業認定者とか、いろいろありますけど、農業委員会さんたちと話し合いをされてですね、あと四、五年したらですよ、私たちの年代でも退職してですね、いっぱいおるんですよ。そしたら、その人たちが今でも仕事がないと言うとるんで、その人たちがどこに仕事ばしに行けばよかとやっちゃ、パート先も何もなかとですよ。そしたらね、やっぱりそういう市民農園じゃないけど、本当、時津町はこういうところに行って、1日行ったら1,000円でもね、お金を、働けますよとか、そこら、子々川か、日並か、左底、か、どこや知らんが、そういうところをつくってですよ、皆さんにお願いして、そういう場所をですね、場所の提供というとですよ、やっぱり個人個人では農家し切らんと思うとですよ。行政と農協と、そういういろんな組織があったら、そういうのを利用してね、みんなが話し合いをしてさ、時津はこがんところのあっとばい、おれも働きたかといってね、野菜でもさ、月のうち何万か売ったらさ、ああ、おれ今月は何日か行って2万円あったばいとかさ、たまには気分転換に行ってみようかてね、そういう場所をね、僕はつくってもらいたかわけですよ、町内。もうこがん都市近郊の農地というと、本当ね、流動化、流動化と言いますけど、流動化の中で時津の農地が高いと、なかなか売れないとかあるけど、今からね、高かちゅうたら買うもんおらんですさ。買うて百姓ばしようかというのは。それで、そこら辺をね、やっぱりもっとよそにないものをさ、真っ先に時津でそういうともつくったよとか、私はぜひしてもらいたいと思います。  ちょっと逆戻りかわからんけど、荒れ地が多くてですよ、今、子々川とか日並、左底、久留里はなかとかなと思うたら、久留里のある人が、「いや久留里もひどかとばい」と言われたんですけど。イノシシの被害がひどくてですね、年三、四回かな、四、五回かな、今、駆除をされておりますよね。そこら辺、年、今、何回ぐらい駆除されてるんですか、ちょっと。 ○議長(川久保勝則君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(岩永 勉君)  お答えをいたします。  イノシシ等の有害鳥獣の駆除につきましては、現在、猟友会の方に委託をして、年間3回から4回、駆除期間を設けましお願いをいたしております。特に、平成16年度、昨年度はイノシシ等の被害が多かったために、12月に緊急の対策ということで駆除をやっている状況であります。  ちなみに、平成16年度の実績としましては、イノシシが27頭でございまして、今年度は、現在までで25頭とれているという状況で、最近はアナグマが少し多く出没をして被害を与えておるという、そういうふうな状況でございます。これは、町内の被害額で見ますと、16年度で240万と、本町はですね。県で見ますと、4億5,000万ぐらいだったと思いますけども、そういうふうな被害で、全国的な問題となっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君。 ○7番(浜田孝則君)  農産物の被害もですけど、なかなか税金をそういうとに大変多く使われておると思うと大変なことだなあと思いますけど。ええっとですね、そこの土地の、農地の所有者の人にですよ、今、猟友会の方もなかなか聞いてみたら、高齢化されて思うように動けないというようなことをちょっと聞いております。  それとですね、その畑の所有者の方にですよ、近くの方に免許証を、わなの免許証ですかね、あれば取るように勧めてるんですかね、お願いをしてますかね。もし、そういうことを勧めて取られた方がありましたら教えてください。 ○議長(川久保勝則君)  産業振興課長。 ○産業振興課長(岩永 勉君)  お答えをいたします。  御質問の箱わなの免許のことだと思いますけども、これは猟友会の方の指導のもとに、自分が持ってる畑に設置をする分については、免許を取ればできると、そういうことになっております。本町では、現在、そういうような方はございません。箱わなだけでございます。箱わなだけでございます。その箱わなじゃなくてですね、今、町がやっております補助制度がありまして、電気牧柵をですね、畑の周囲に設置をすると。それに対しての補助というのもやっておりまして、今年度が約14名の方が、その補助申請に乗っかって、その電気牧柵を設置されるということになっております。昨年度も設置をいたしておりますけども、効果はあるということでお聞きをしております。  それから、その箱わなの免許につきましては、今後ですね、もしそういった例が、免許を取りたいということであれば、そういったものの支援というのを当然しなければいけないと思っているところでございます。まず、いろんな会議がございますので、そういったところで声を聞いてですね、必要な対策をとっていきたいと。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君。 ○7番(浜田孝則君)  ちょっと、わなにこだわるごたですけど、箱わなのさ、あれ1個、かなり重たかと思うんですよね、重量が。それでですね、長与の人なんかは農協とか何か呼びかけ、業者が呼びかけられたか知りませんけど、丸い、何というとですかね、丸いわなを、こう何かワイヤみたいになっとるとでですね、仕掛けられて、それはあんまり人的に、例えば人がそこに乗ってでも、パーンて閉まったりとか、けがをしなくて、ほとんど人には害がないちゅうことを聞いております。そういうものやったら、少々力がなくても、地域のその農家の方が、すぐ免許を取ったらわなを仕掛けられないかなと思います。費用的にはですね、物すごう安いんですよ。ぜひですね、そこら辺を、課長、よかったらちょっと検討していただければと思います。  次に、本町の基幹作物であるミカンとかですね、ブドウ。もうミカンなんて、本当、一生懸命頑張ってつくってもですよ、もう抱えるしこあほらしかというぐらいです。本当、価格の暴落ですね。何のためにつくってるのかなと、本当つくった喜びなんかに全然会えないのが、今の農家じゃないかと思います。  それでですね、少しでもですよ、例えば、今か、今、体験学習は小学校だけですか、中学校だけですかね。小学校だけですか。そういう中でですね、ぜひこの、もうミカンとかを見捨てないでですね、ぜひ生徒さんたちもですね、そういうミカンの木ば2本ぐらいやったら何百個ぐらいなっとですかね、そういう結果とかですよ、取るときばっかしじゃなくてさ、結果の時期と、こんなにしたら大きくなるんだよという、そういうこととかですね、ブドウなんか、もうやっぱり青い袋かけぐらいでですよ、自分の名前を書いて袋をかけさせる。それで、ああ自分がかけたとが、1カ月半ぐらい後には、ええこんな色ついて、こがんおいしかもんなる。こういうことをですよ、成長というですかね、それで自分たちが手をかけたのをいただくというような、そういうことを、教育長、少しミカンとか、そういう方面にも手を、体験学習をしてもらうという考えはないですか。 ○議長(川久保勝則君)  教育長。 ○教育長(河野知周君)  お答えをいたします。  今、御質問がありましたように、総合学習の中で、自然体験、それから就業体験というのがございますが、大体、中学校では校地が広くて学級園がかなり広いというところでは、野菜つくりなどの体験学習、農業体験をやっておりますが、大体主に小学校の場合は5年生が米つくり、それから6年生から他の学年がイモつくりというような形で取り組んでおります。  そういったことで、今、議員おっしゃるように、鳴鼓小学校では、先般来、そういうふうないろいろなブドウまでというようなこともやったようでございますが、特にそのミカンについては、その学校が地域の実情に応じて教育的な計画を立てたら、ミカンでも体験学習はできるわけでございます。ですから、提供するところが、やはり提供していただくところが今まで一、二ありましたけれども、特に議員さんの校区でございます東小学校の場合はですね、そういったものが非常に少なくてですね、私も校長にそういうふうなことで、地域の実情に応じてお願いができたら、そういったことをというようなことでございましたので、早速、この子供たちの学習は育てることと収穫ということでございますが、その間に、結局はミカンの花が咲いてですね、何月何日に咲いて、どのくらいの温度で咲いた。そして、どういうときに実がなって、そしてまた実を大きくするために摘果をするとか、そういうふうな駆除。一つは駆除がございますけれども、駆除はもう農家の方に御協力をしていただくというような形でやっていただきまして、そして収穫までに、ミカンの中でもやはり最高のミカンは最近はいろいろ袋をかけるそうでございますが、そういったことで御協力をいただけばですね、私は非常にその地域の特性で自分たちが一応観察をし、そして農家の方に御協力を、御支援をいただいた、これが教育支援の私は新しいいき方じゃなかろうかと思いますので、今後、こういったことにつきましては、御提供いただきますとということになりますと、もう次年度の教育計画を立てなければいけませんので、御相談をしたいと私は思います。そしてまた、地域の子供たちに農業のすばらしさというようなもの、あるいは時津のそうした農業生産のあり方ということで、今後、やはり子供たちも関心を持った者がおりますのでですね、そういった芽を育てていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  7番、浜田君。 ○7番(浜田孝則君)  ありがとうございます。  もう時間も来た、大変ありがとうございます。ぜひ、そういう体験学習の中でもですね、そういう時津のその基幹産業のミカンとか、もしよろしかったら巨峰まで体験学習に取り組んでいただければと切にお願いします。  町長も1問目に答えていただきましたけど、新規農業者が2名、それと新規農業法人が1法人だったですかね、それで農業後継者が2名。なかなか少ないんですけど、いやそういう中でも、私は後継者が2名出てくれたちゅうことは大変うれしく思います。ぜひですね、おる間は、そういう方がおる間はですね、ぜひ行政もできるだけ、お金とは言いませんけど、そういう知恵と勇気を与えてくれるような指導をぜひ力を入れてもらいたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。  これで、一般質問を終わります。 ○議長(川久保勝則君)  以上で、7番、浜田孝則君の質問を終わります。  暫時休憩します。               (午後3時22分 休憩)               (午後3時40分 再開) ○議長(川久保勝則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次は、14番、崎田 忠君。 ○14番(崎田 忠君)  こんにちは。  本日最後の一般質問となりましたけども、どうしても私はのどが渇きがちでございますので、朝から議長の了解いただきまして、ちょっとお茶を準備させていただきましたので、よろしくお願いいたします。  それでは、通告しておりましたように、一般質問をさせていただきます。  1点目、「自主防災組織結成への育成指導」について。  時津町自主防災組織育成指導要綱が作成され、20年になりますが、これは要綱第7号ということになっております。19自治会中、7自治会しか自主防災組織が結成されてなく、40%にも満たないのが現状であります。  自主防災とは、自分たちのまちは自分たちで守るという信念と連帯のもとに、災害から身体と財産を守り、被害を最小限に食いとめるために、地域住民が団結し組織的に行動することでございます。各自治会も、2年に1回程度、消防訓練、または自主防災訓練を実施されているかと思いますが、安心して暮らせるまちづくりのためにも、全地域が自主防災組織を結成するのが重要な課題であります。  そこで、次の点についてお伺いいたします。  全地域が自主防災組織を結成するため、どう育成指導をされているのか。  2点目、現在、共稼ぎの家庭が多く、昼間は留守宅の家庭が多い状況でございます。自主防災組織の充実のためにも、団地と住宅街に消火器の設置ができないか、お伺いいたします。  3点目、聴覚障害者は、ホームベルを鳴らしても聞こえません。ホームベルを鳴らすと点滅赤色灯などで光で知らせる設備を助成しての設置ができないか。これも、障害者へ対しての救急救命による防災対策だと思っております。
     次に、2点目、「時津町の活性化」について。  時津くんちは、昭和50年代後半まで、聞きますと58年か59年までですね、実施されていたとお聞きしておりますが、現在、八幡神社祭りも浦地区と浜田地区の協賛で、平成12年より「時津くんち」として復活してまいりました。各地域も、大方伝統芸能を継承しており、各地域の神社で祭りが実施されております。全地域の参加による時津くんちを復活いたしますと、時津町の活性化も図られ、経済効果も出てまいります。  次の点について、お伺いいたします。  毎年の出演ではなく、年番制、四、五年ごとにということで書いておりますけども、年番制による出演で、年番地域には人づくり基金より助成金を出していただきますと、各地域とも時津くんちへ出演できるものと思います。時津くんちの復活には、まだまだ二、三年はかかると思いますが、時津くんちの復活に助成金を出していただきたい。  2点目、伝統芸能の継承のためにも、また時津町活性化を図るためにも、時津くんちを復活させるべきだと思います。町長の御所見をお伺いいたします。  その後、再質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川久保勝則君)  町長。 ○町長(平瀬 研君)  ただいまの御質問につきまして、お答えを申し上げたいと思います。  初めに、自主防災組織結成の育成指導についての御質問であります。  現在、町内の7自治会で自主防災組織を結成をしていただいております。各組織において、消火訓練等による防災意識の普及等に御尽力をいただいております。このことにつきましては、関係者各位に厚くお礼を申し上げたいと思っております。  自主防災組織の結成状況でありますが、今、議員御指摘のとおり、もう20年になるそうでございますが、私もよくその20年は見ておりませんでした。平成8年度に、第1番目の組織ができております。9年度に2、15年・16年度に各1、17年度、本年度になりまして2組織、計、今、7組織が組成をされております。少しずつではございますが、各自治会及び消防の各分団に御協力をいただき結成をしていただいております。  結成の働きかけにつきましては、駐在員会議、それから分団長会議で、その必要性・意義について御説明をし、お願いをしているところでございます。各自治会長さんにつきましても、分団長は特にその意義につきましては十分了解をしておられるわけでございます。今後とも、地域の住民の自主性が頼りでございますので、地域の実情に応じた組織づくりを働きかけていきたいと思っておりますし、災害発生の際には十分な防災活動が行われるように指導をしていきたい、そのように考えております。大きな要因といたしましては、どのような組織にすればいいのかという、まだ手探りをしておられる自治会が非常に多いような気がいたします。  次に、団地等の消火器の設置の件でありますが、近隣町では長与町が実施をしているようでございます。状況をお尋ねをいたしましたところ、自主防災組織を結成をしてある自治会で、原則、各隣組単位に1個設置をしてあるそうです。管理は、各自主防災組織が行っております。初期消火訓練等で主に利用をされているようでございます。今のところ、実際、消火活動に使用されたことはないということでございました。しかしながら、防災意識の高揚にはつながっているんではないかという見解でございました。  本町で設置をするということになりますと、当然のことでございますが、使用方法の訓練が必要でございます。いたずら等の問題が発生をしてまいります。そういうことも実績としてございますので、反対にかえって危険な場合も考えられます。それに、初期費用、それから消火器の耐用年数での入れかえの経費がかかります。時津町の実績といたしましては、お隣の方が近隣の火事に際しまして、自分のうちの消火器を持って初期消火をされたというケースが二、三件あっております。出初式で表彰をさせていただいたケースもございますが、こういう各家庭用の消火器で初期消火を行っていただいた場合、その充てん費用につきましては町で負担をさせていただく等々につきましては考えているところであります。まずは、先ほど御質問がございました自主防災組織の結成と、こちらに対して配慮をしていくというふうな形をとった方が効果的に活用できるんではないか、そのように思っているところでございます。  次に、聴覚障害者に対する点滅赤色灯の助成についてであります。  障害のある方が安心して暮らせるまちづくりということで、「時津町障害者計画」の中で、災害等の緊急時における情報伝達手段の確保、避難誘導体制の確立を図るように定めております。今年度は、民生児童委員の皆様に災害時における要援護者への対応について説明会を開催をいたしました。避難場所、危険箇所の確認説明をさせていただいております。また、時津手話サークルでは、希望者に要支援者宅から避難所までの経路がわかる災害マップを近日中に配布をしていただくというふうにお聞きをいたしております。  このように、今後とも行政と地域の方々が一体となりまして、障害者を災害から守るための協議を重ねているところであります。  なお、ホームベルを鳴らしますと点滅赤色灯等、光で知らせる設備の助成につきましては、日常生活用具給付事業の中で一定の要件に該当しますと、給付が受けられる制度がございます。現在、129名の聴覚障害者の方の中で8名の方が御利用をされているということでございますので、今後は、そういう御提言をいただきました利用促進に向けた当該者の方への、この制度の周知を行っていきたいと、そのように思っております。  時津町の活性化についてであります。  町内各地域の郷土芸能につきましては、それぞれの氏神様がございます。この神様への奉納が、その伝承の核として引き継がれてきているわけであります。そういう中で、各地域の風土に根差した伝統として、これは脈々と受け継がれているのではないかと考えます。このようにして伝統を培ってきた他の地域が、四、五年ごとの年番制により時津くんちに参加するということは、氏神様への奉納という意味を離れ、御指摘がありました町の活性化のイベントに対する参加という形になってこようかと思っております。  そこで問題になるのが、時津くんちの主催者がどのような形になっていくのか、目的がどうなのか、時津くんちの開催により、町の活性化、経済効果が見込めるということにつきましては同様に期待をするというふうに考えますが、行政が神事に直接支援を行うということは法に触れることが考えられます。そもそも神事であります「くんち」というものにつきまして、神社、それから氏子等、関係者の皆様や地域の皆様の機運によって、これは実現をされてきたものでございます。  時津くんちにいたしましても、昭和天皇が亡くなられた、崩御された後しばらく、なかなか一遍やめてしまうと立ち上がりができないという形の中で中断をしておりました。これではさみしいということで、地域の方が一体になられて、それから商工会の皆様の御支援があって復活をされたものでございます。したがいまして、行政が直接主導をして時津くんちを開催をすることはないと思うわけでございますが、関係者の皆さんの熱意により実現を、再現をされた、再開をされた時津くんちに対しましては、法に抵触しない限り、本町の行財政上、できる限りの支援は行いたいというふうに考えております。  また、郷土芸能の保存・継承につきましては、本町の文化を守り育てていく上で大変重要なことでございます。現在も、まちづくり補助金を通じまして、各地域の保存会に対しては、備品の整備等の支援は行っております。このような形での制度の活用は積極的に行ってまいりたいと、そのように思っております。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君、再質問をどうぞ。 ○14番(崎田 忠君)  自主防災組織育成指導要綱ができて20年ということですね。平成8年に1地区、9年2地区、15・16各1地区、ことし1地区ということで、40%に満たないわけですね。  そういうことでですね、やはりもう少し、一応、自主防災組織の結成に力を入れていただきたいということで、自主防災ですから、各地域の自主性に任せているのかなという感もいたしますけどね。もう少し指導に、育成指導に一応当たっていただきたいと。  そこで、とぎつ広報を見ますと、4月号に「元村に自主防災訓練」ということで、出火時の初期消火訓練とか、肺の蘇生、応急手当ての訓練など、こういうことを一応やりながら地域の皆さんに一応理解をしていただく、初期消火に努められるようにね、一応やってるということです。それから、5月号の広報には、3月30日、浦郷で自主防災訓練が実施されたということが載っています。  そういうことでですね、他の自治会が消防及び自主防災訓練を実施される場合に、自主防災組織未結成の自治会が見学に行ったらどうでしょうかと、声かけをしたり連絡をされたりしているのでしょうか。見学される方は、各自治会役員さん二、三名、消防団長も入っていただければいいのじゃないかなと思っているところでございます。他の自治会の消防及び自主防災訓練を見ますと、自分たちの自治会でも自主防災組織を立ち上げねばならないという気持ちを持たれるのではないでしょうか。このような育成指導方法も一つの方法ではないかと思いますけども、この点について、このようなことを一応実施されているのか、自治会がですね。ちょっとお伺いしたい。 ○議長(川久保勝則君)  総務課長。 ○総務課長(浦川裕水君)  ただいまの御質問についてでございますが、議員が御指摘をされましたように、事前に各地域の自主防災組織で訓練を行うというような情報をいただきますと、未結成の自治会、あるいは消防分団の方に呼びかけをいたしまして、見学をしてくれないかと、内容については見てもらうのが一番確実でございますので、そういった呼びかけをしながら実体験をしていただいて、必要性とか、そういったものについての啓蒙をしながら参加協力をしていただいて、結成に向けた働きかけをしているということでございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  私も、地域の元村2自治会の自主防災訓練にはほとんど参加しているわけですけども、よその地区からのですね、見学者がほとんど見えなかったもんですから、こういう意見を一応出しましたので、参考にしていただければと思っています。  それから、2点目といたしまして、時津町自主防災組織育成指導要綱は、昭和60年以降、見直しはされたのでしょうか。要綱は、昭和60年12月5日、要綱第7号ということになっております。そのままにしてあるのでしょうか。  要綱を見ますと、第15条、防災用品の補修として、助成を受けた防災用品に故障が生じた場合には、当該自主防災組織の責任で補修するものとする。第17条、不助成として、乾電池及び救急薬品については再助成しないものとするとなっております。少し厳しいのではないかと思っております。要綱を少し緩和するとともに見直ししますと、未結成の自治会も自主防災組織の結成ができやすくなるのではないかと思います。要綱の見直し及び緩和について、ちょっとできるものかちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(川久保勝則君)  総務課長。 ○総務課長(浦川裕水君)  ただいまの御質問でございますが、要綱等の見直しにつきましては、適宜、必要な部分はさせてもらっておりますが、原則的には、自主防災組織という「自主」という名前がついてございますので、そういったものを生かしながら地域の方で主体的にやっていただくという趣旨がございますので、そういった考え方が根底にはございます。  ただ、今、お話がありましたように、必要な備品等、設置時における必要な備品等につきましては補助をしながら設置をしていただいております。それと、補修等につきましても、お互いに自主防災組織と総務課の方で協議をしながら負担をし合って、自主防災組織が円滑に活動ができるような補助は、適宜、行っているところでございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  この要綱はですね、一応、時津町だけが持ってるもんですか、各地域にこういう別途要綱がつくられているのかどうか。  それからですね、これは60年の12月5日ということも書いてますんで、見直しがされてないんじゃないかなあという感じがしました。  それから、故障での補修関係ですね、一応、ほかの面では幾ら、町長が一応認定したときには再要請ができるということを書いてありますけども、補修関係、それから先ほど言いました17条の「乾電池及び救急薬品については」ということで、そこの辺がちょっと、後に助成する項目がなかったもんですからね、その辺を少し緩和していただきますとね、各地区も、未結成の地区も、一応、結成するということもですね、できやすくなるんじゃないかなあと思ってましたんで、一応、その辺をちょっと、今後、検討していただきたいと思います。  それから、自主防災用品倉庫は、組織を結成している自治会に1カ所しか設置されていない。浦地区は4地区の自治会とも結成をされておりますので、浦地区はよいかと思いますが、防災効果を発揮するためにも、結成されている自治会には防災用品倉庫を一、二個増加するお考えはないものか。各地域も広いもんですから、1カ所にあってもですね、離れたとこからなかなか持っていけないという面もあろうかと思いますので、その辺のですね、一応、防火用品のですね、一応、倉庫が各地区1カ所ありますけども、その辺も増設するお考えないものか、ちょっとお伺いしたいと。 ○議長(川久保勝則君)  総務課長。 ○総務課長(浦川裕水君)  備品倉庫の御質問でございますが、現在のところ、今、御指摘がありましたように、1組織に1カ所というような原則論の中で運営をさせていただいております。これの倉庫の設置につきましては、なかなか適切な場所といいますか、一定の場所が必要になるもんですから、管理上の問題等を含めまして、各自治会でも場所の検討に苦しんでる部分もございます。そういったものを考えながら設置をさせていただいておりますけれども、もう少しふやしてほしいというような要望があればですね、協議をしながら、設置できる部分があれば、援助をしながら設置の方向で検討してみたいと、そういうふうに思います。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  ありがとうございます。  それから、自主防災組織も名目的に防災用品倉庫を設置しただけのもののように思います。私たちも、年に1回、行政視察を行っておりますけども、全国各地でですね、新しい団地とか、住宅街に50メートルぐらいの間隔で消火器が設置されております。これが、まさに自主防災組織ではないかと思っているところでございます。全国的なことですけども、本町も共稼ぎ世帯が多く、昼間、留守宅が多くあります。本町でも住宅街に消火器を設置するお考えはないものか。一遍には無理かと思いますが、段階的に設置できないか、お伺いいたします。  先ほど答弁をいただきましたけども、長与町では一応設置をしていると。消火器を設置すると、いたずら等もあるということでございましたけども、やはりこれがやはりまさに、一応、自主防災組織のあれじゃないかなと思ってますけども、再度、その辺を、町長、何かございましたら。 ○議長(川久保勝則君)  総務課長。 ○総務課長(浦川裕水君)  消火器の設置の件でございますが、消火器の操作ということになりますと、当然、本当に住民の方に操作をしてもらう段階では、初期消火という部分でございます。これが、大きく火が燃え広がった段階で、消火器を持ってきて消火をしていただくということになりますと、生命の危険もございますので、そういった部分では余り近づかない方がいいんじゃないかと。そういった意味で、自主防災組織の中で一定の訓練が必要ではないか、そういったことを考えております。  したがいまして、自主防災組織を結成をし、内容の充実をするといいますか、そういったことを行いながら、各住民が、町長の答弁でもありましたが、各家庭で持っている消火器を有効に使っていただいて、初期消火、本当の意味での初期消火に努めていただくと。そういった考え方の方が、現在のところ合理性があるんじゃないか、そういうふうに考えております。  また、もう一つ、先ほども申し上げましたが、経費の面もございます。管理上の面もございます。そういった対費用効果的なものを考えましても、当面の間は自主防災組織の結成と、今、申し上げております各家庭にある消火器を活用した消火といいますか、そういったものを推進する方がいいのではないかと、そういうふうに考えております。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  御答弁をいただきましたけども、やはり留守宅が多いということですね。それで、残られる方は高齢者が多いということもございます。近所の元気な方々がおった場合でね、そういうのを使えるんじゃないかなあと思いますんで、一応、再度、御検討をお願いしたいというとこでございます。  次に、障害者に対しても救急救命について十分考慮していかねばなりません。私も聴覚障害者に対しての一例を挙げましたが、本町は障害者に対しての災害時の救急救命事業はどのようなものをされているのか、また助成金について、再度、若干御説明いただきましたけども、再度ちょっとお伺いいたします。 ○議長(川久保勝則君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田義徳君)  お答えをいたします。  町長答弁の中でもございましたけども、今年度の6月に、民生委員、児童委員等に対しまして、災害時における要援護者への対応というふうなものの説明会を開催しまして、その避難場所、危険場所等の確認の説明を行うというふうなことをやりましたし、それから、手話サークルの方の方でも、自分たちの方で自主的にそういうようなことをしていただいておる。それから、保健師等がやるケアケース会議等の中でも、そういうふうな要支援者に対する対策というふうなものをやっておるところでございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  ありがとうございました。  防災組織については最後になりますけども、通告書で挙げていましたように、聴覚障害者でホームベルを鳴らすと、室内で点滅式の赤色ランプがつき、だれかが来たなと知らせる。台風とか大雨時にホームベルを鳴らし、近所の人が用紙に「裏山が崩れる可能性がありますので公民館等へ、避難場所へ避難してください」というメモで知らせることで、難聴障害者を災害に遭わせないような避難訓練をしたということが宮崎市であっております。  そういうことで、各障害者に対してもですね、自主防災面でも十分考慮されるとともに、各自治会の自主防災組織の早期結成を要望いたしまして、1点目の問題は終わりたいと思っております。  それから、時津町の活性化についてでございますが、ことしの夏まつりは延べ4万人の人で、風鈴まつりは1,000名以上の人出があったと聞いております。八幡神社祭り、時津くんちとも言われておりますが、神社での神殿というのでしょうか、奉納踊り、お下り、お上り、浜田公園、浦郷中央商店街での奉納踊り、浦郷及び浜田郷地域での巡回、御旅所と、また出店も多く出ており、年々盛り上がってきてまいります。伝統芸能を活発にやっている地域、また、町民体育祭に7年度に1回しか出演しない、悪いですけども、低迷している地域もあるようでございます。各地域とも伝統芸能の継承には財政的に厳しい面があるとお聞きしております。例えば、元村郷の龍踊り会につきましては、会費制でやっているとのことでございます。各地域の伝統芸能の継承のためにも、人づくり基金より年に幾らかの助成ができないものか、お伺いいたします。この点を1点、お伺いしたいと。  先ほどの備品関係の整備については若干助成をされてるということでございましたけども、金銭的な助成ができないものか、1点、お伺いします。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  お答えいたします。  まちづくり事業につきましては、イベントの開催事業、それから交流事業、それと、まちづくりアドバイザー招へい事業、それと活動促進事業というふうな4項目からなっております。  ただいまの御質問は、運営的な助成かというふうに考えておりますが、この項目の中に沿った申請で、例えば新しい魅力あるまちづくりの事業を取り組むと、そういった場合については、このまちづくり事業の申請等ができるかというふうに思っております。  なお、この事業につきましては、一般の方々が審査員になっております補助金の審査会というのがございますので、そちらの方で審査をしまして、承認をされますと補助金が受けられるというふうな仕組みになっておりますので、まちづくり事業の要綱等をですね、ごらんになって申請等をやっていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)
     御答弁、ありがとうございました。  次に、時津くんちの復活についてですが、各地域の神社の祭りが秋口に集中しております。この辺で難しい面もあろうかと思いますが、各伝統芸能の会の役員さんとの話し合いが必要かとも思われます。年番制による全地域参加型の時津くんちをぜひ復活していただきたい。年番町には、人づくり基金により、金額的にはよくわかりませんが、50万か100万かわかりませんが、一応、助成を出していただくと、全地域とも時津くんちに出演しやすくなるかと思います。年番地域に当たりますと、「よっしゃやるぞ」と意気込みも変わってまいるかと思います。年番町への助成と時津くんちの復活についてお伺いいたします。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  お答えします。  町長の方の答弁にもありましたように、時津くんちというふうなものがですね、宗教上的な色合いもあるのではないかというふうに思っておるわけでございますが、そういうふうな時津くんちの主催者並びにその実施の目的ですね、そういったものを御検討いただいて、憲法の方に、「国及びその機関は宗教、教育、その他いかなる宗教的活動もしてはならない」というふうな規定がございますので、こういったことに触れない範囲であればですね、いろいろと協議ができるかというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  「くんち」という言葉が神事に当たるということで、法律に違反するということでございますので、「おくんち」という名前は何か変えられんかな、「時津まつり」もいいんじゃないかな。そうしますと、祭りにしますと神事とみなされないものかどうかなあという疑問もわくわけでございますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(川久保勝則君)  企画課長。 ○企画課長(田口房吉君)  大変申しわけありませんが、私の方が時津くんちのですね、実施主体等について余り詳しくないものですから、そういった主催者の方々とですね、先ほど答弁をいたしましたように、神事等にですね、当たるか当たらないかというふうなことも含めましてですね、協議をさせていただければというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(川久保勝則君)  14番、崎田君。 ○14番(崎田 忠君)  この辺は、十分検討をしていただきたいということですね。  そういうことで、伝統芸能継承をですね、今後の時津町のまちづくりのために重要なもんでございます。時津くんちがちょっと名称がちょっと変えんと使えないような状況がありますが、この辺が全地域でそういうまとまった行事ができるといいますか、お祭りができるといいますか、そうなりますと、時津町の活性化にもなり、経済効果も出てまいります。また、町民の交流も多くなり、人づくり基金の目的も達成できるものではないかと思っております。  なぜ私が人づくり基金かといいますと、16年度の決算報告書の中にですね、人づくり基金というのが余り使われてないということですね。14年度は、トータル的に457万、15年度は323万、16年度が229万と、約、予算が900万ある中でですね、こういうのを利用して人づくり事業はできないものかということですね。お願いしてるところでございます。  そういうことを含めながら、やはりそういう全体がまとまった行事ができるということになりますと、人の交流もできますし、子供さんが大きくなってですね、「ああ時津にはこういう思い出があった」とか、いろいろ交流もできますんで、人間性の交流ですので、悪い人がなくなるかもわかりません、ね。そういうことでございますので、その辺をですね、今後、十分検討いただいて、何とかそういう時津まつりのような格好でですね、一応復活していただけないかと、一応、要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(川久保勝則君)  以上で、14番、崎田 忠君の質問を終わります。  これで、本日の日程は全部終了しました。  あすも定刻から本会議を開き、一般質問を行います。  本日は、これで散会します。               (散会 午後3時21分)...